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名のないシシャ 角川文庫

Yusuke Yamada

User Review :1.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041012222
ISBN 10 : 4041012228
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

少年は人の『死までの時間』が分かり、命を与える特別な力を持つ『シシャ』という存在だった。名を持たぬ彼は人間の少女・玖美から“テク”という名前をもらい、少しずつ喜びや悲しみといった感情を知る。しかし、永遠に大人にならないテクと成長していく玖美には、避けられない別れの運命が迫っていた。いつか、命を捧げてもいいと思う人間に出会えるのだろうか―切なすぎるラストが胸をうつ、ナナシの命と運命の物語。

【著者紹介】
山田悠介 (小説家) : 1981年生まれ。2001年自費出版で刊行した『リアル鬼ごっこ』がベストセラーとなり、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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作者、山田悠介の賛否の否の部分をモロにで...

投稿日:2021/04/15 (木)

作者、山田悠介の賛否の否の部分をモロにでてる作品です。多くの方が感じる作品の軽さ、いいと感じる人より表現力が薄い、深くない、感情移入ができない、軽い(薄い)、ゆえに矛盾疑問が出てくる等々。アイデアの豊富さではすごく評価が高いと個人的には作者を評価していますし、されていますがそれがハマる作品とハマらない(手抜きにも見える)作品があるのが残念です。

mga さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ソルティ

    とてもあたたかい気持ちになる話でした。恋愛の愛、親や子に対する家族の愛、友情の愛など呼び方なんてどうでもいいじゃん、愛してるから一緒にいたいんだよね。人が人を思いやる気持ちっていいなぁ。このシシャ達は見た目が子供だから恋愛できないんですよね。それが切なかったけどプラトニックでも愛だなって思う。ところどころ泣いてしまいました。「だから少し不格好でも、玖美が真剣に考えてくれた『テク 』という名前が嬉しかったのだ。」「「だって俺たち友達じゃん?そんな噂信じる方が馬鹿なんだって」」

  • ゴンゾウ@新潮部

    構想はとてもユニークで良いと思うのだが、 文章に深みが無くて登場人物たちに感情移入ができない。残念だ。【カドフェス 2017】

  • 扉のこちら側

    2018年260冊め。単行本で既読、再読。著者の作品は後味が悪く感じるものが多いのだがこれは初読時によい印象であったので安心して読めた。しかし設定はよいのだけれど文章力が惜しい。

  • みーちゃん

    数少ない仲間と何年も存在し、自分より大切な人に出逢えば自分の存在を犠牲にその人に命を与えて救い、自分は消える。けれど自分が消えた理由、消えたことすらも分かってもらえないかもしれない。とても切なく、辛いことだけれども、自分より大切に思える相手と出会い、その相手を救えることは使者にとって幸せなのかな(´・・`) けれどやはり1番は、死ぬことに変わりはないので、最初から決まっている運命である自分の命が終わるまで、命に執着せず、今を精一杯生きることが大切だなと…。使者はとても素敵で、けれどいてはいけない存在かな。

  • ゆうまっき

    人間の寿命が秒単位で見ることができ、寿命をあげたいと思った人間には自分の持ち分の時間を与えることができる使者。使者は何人かいるけどみんな子供。三人の使者を巡って物語が進んでいきます。名前もなくただ惰性で過ごしてた使者達がそれぞれ自分を大切にしてくれる人に出会い人間らしくなっていく。ラストはせつないのですが、人と人とのつながりの大切さ、優しさが胸に沁みました。

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