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作家の黒歴史 デビュー前の日記たち

Yusuke Miyauchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065388549
ISBN 10 : 4065388546
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

自分の黒歴史、ここまで弔えますか?

一度は滅却したブログ、mixi、日記を掘り起こし、過去の尖りまくった「自分」と出会いなおすことで見えてきたものとは――?

「宮内さん、そんなに見せちゃっていいんですか?!」担当編集も驚愕!
作家・宮内悠介が赤面必至(!? )で挑んだ、著者初にして最高にソウルフルでファニーな自己批評エッセイにして弔いの鎮魂歌!

――もちろん、いま現在も恥ずかしくて間違っていることは疑いない。



作家・宮内悠介が誕生する十年以上前。
誰に向けてでもなく、一人虚空に吼えるように書き連ねた大量の日記、詩、散文の数々。
思想強めに自己を開陳、息を吸うように政治の話をし、プログラマとして働きながら本当に作家になれるのか怯え、終わった恋を引きずり、呪われたアパートに住みながら、深夜に街を徘徊したあの頃――。
ダークサイドに追いやった過去の自分と対峙した先、聞こえてきたのは、どこまでも「純」な生命の息吹だった!

【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2010年に「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞。2012年に連作短編集『盤上の夜』として刊行しデビュー、同作で第33回日本SF大賞を受賞。2014年に『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、2017年に『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞、2018年に『あとは野となれ大和撫子』で第49回星雲賞(日本長編部門)、2024年に短編「ディオニソス計画」で第77回日本推理作家協会賞(短編部門)、『ラウリ・クースクを探して』で第11回高校生直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    10年前の自分は別人。若かりし頃の無邪気さが懐かしくなる。あの時間と今は何が違うのだろう。日々の感情を書きためたエッセイ。日記は、薄れゆく記憶、消えゆく過去を蘇らせる。振り返ることがいいことかはわからないが。何に抗い、何を期待していたのか、自身のことさえも分からなくなっている。矛盾だらけのこの世をいま動かしている者は望み通りなのだろうか。数多のSNSに流れる言葉を追うことさえもできないまま過ぎゆくというのに。他者が事実を知り得ることはないし、知る必要もないが、知りたくなるのも人間である。何もできないのに。

  • starbro

    宮内 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、ブログ、mixi、日記等、 デビュー前の著者の雑文集でした。面白くなくはないですが、本作を出版することが、新たな黒歴史かも知れません(笑) https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000409456

  • keroppi

    若い頃の日記をここまで曝け出していいのか。その日記に今の宮内悠介が突っ込みを入れる。日記は、日常的なことから、夢から、政治的なことまで。若い頃の脳味噌は、今では考えられないようなことを考えていた。それでいて、作家・宮内悠介の小説の原点でもある。自ら黒歴史とうたう若い日々は、今の宮内悠介にとっても刺激的なのだろう。#NetGalleyJP

  • ひさか

    群像2024年3月号〜2025年2月号デビュー前の日記たち、文學界2022年11月号暗流、書き下ろしまとめのようなもの、を2025年3月講談社刊。宮内さんの過去のブログやmixiの日記とそれに解説らしきものを加えたエッセイ。総じて世界の中のめんどうな話が多く興味深いものもあればそうでないものもあって、なかなかに難解。当時の世相や、ブログやmixiという世界が感じとれて面白い。副題の「黒歴史」は出版社の意向で付けたらしいが不要だと思う。

  • もちこ

    mixi、なつかしい。 本書の一番の感想がこれ。 著者の日記の内容自体は難解で、読み進めるのがなかなか大変だった。 理由は、2つ。 1つめは、そもそも著者の小説を読んだことがないから、著者の背景に興味が持てていないこと。 2つめは、2000年代の時代背景に疎いこと。(特にガザ侵攻について書かれた文章は、ほとんど理解できなかった…) 日常を綴った日記は割とすらすらと読めたので、宮内悠介さんのファンならば、作品の背景を知られて面白く読めそう。 私が読むには、まだ早すぎました…。

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