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梅雨物語 角川ホラー文庫

Yusuke Kishi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041161241
ISBN 10 : 404116124X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

命を絶った青年が残したという一冊の句集。俳人・作田慮男は一つ一つの句を解釈していくのだが、やがて、そこに隠された恐るべき秘密が浮かび上がっていく。(「皐月闇」)至高のホラー3編による連作集。

【著者紹介】
貴志祐介 : 1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、同書は130万部を超えるベストセラーとなる。2005年、『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Porco

    全体的にミステリの色と俳句,遊郭,狂言と和の要素が強い。【皐月闇】2人の入れ替わりで行われる俳句の解釈による謎解きに挟まる、老人作田の猜疑心や暗い感情の発露はまさに不穏なホラー。【ぼくとう奇譚】時代小説作家のような小物や用語を配置し、グロテスクで苦い結末にゾッとする。【くさびら】突如現れたキノコの幻覚の秘密。前二作品と異なり主人公自身は善人だったり2人の霊能力者だったりシリーズものの短編作な印象。三作とも巧みな文章力が光るいい怪談でした。

  • Yu。

    俳句に隠された真実が顕になる毎にスリル度が増す「皐月闇」。奇妙な夢に悩まされる男の末路にあっぱれ「ぼくとう奇譚」。幻覚か否か‥ 一見気味の悪い現象を紐解くと哀しくとも愛情をも感じられる「くさびら」‥ といった見事な大技逆転劇に魅せられる三篇の貴志ワールド。。俳句・蝶・きのこ‥と、素材がどれも個性的でとても良かったですが、人と虫とのコラボが絶品の「ぼくとう奇譚」。色で危険等を知らせるという、きのこあってのストーリーに感動すら覚える「くさびら」 の二編は特に印象深い.𖥔 ݁ ˖༘⋆𐦍⊹₊ ⋆⋆。˚ⱄⰔⱖⰦ

  • JADE

    久しぶりにゾクゾクしたくって貴志さんを手にしてみたけど、うーん、どうもイマイチ合わなかったかなぁ。どっちかっていえば「秋雨物語」の方が好みだった。俳句の解釈についていけなかった「皐月闇」、遊郭の夜の蝶たちの「ぼくとう奇譚」、キノコだらけの「くさびら」の3篇。どれも蘊蓄がすごくって、へぇ、ほぉ、と読み進めると、最期にゾクッとさせられる。ミステリっぽさもあって、そっちでも楽しませてもらえたけど、やっぱりのりきれなかった。ただ、貴志さんの博識ぶりには、作家さんってすげぇやと感心させられた。☆3.5

  • Janjelijohn

    世界観、時代設定を異にした3話のホラーサスペンスが収録されている。怪奇現象と精神錯乱を起こした人物とその感情の描き方がどの話もリアルではまってしまった。特に2話目の遊郭を舞台にした話は奥深くて怪しくて罠とわかっていてもその先に進んでいく男の目線ではらはらしながら夢中で読んだ。

  • はるぴ@ありがたきハピネス

    「謎をとくたびに絶望は深まる」……という帯がカッコイイ。 ・皐月闇→俳句ミステリ。こういう謎解きは、新鮮だった。読後感爽やかではない(笑)・ぼくとう忌憚→大正ロマンっぽいレトロな雰囲気でアラ素敵……と読み進めていたら、どんどんグロくなって、ひえ〜!描写が……上手すぎて、毒々しすぎて、気持ち悪いのよお〜!虫がだめな人にはお勧めしません(泣)。でもこれぞ貴志さんのホラーって気もするな。(泣)夢にでそう。・くさびら→ハイ、きのこ嫌いの私が通ります。きのこの幻影。きのこ怖い。結末予想できず!きれいなラスト!

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