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無電柱革命 街の景観が一新し、安全性が高まる Php新書

Yuriko Koike

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569825120
ISBN 10 : 4569825125
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この国には現在3500万本もの電柱があり、日本の美しい景観に大きな悪影響を及ぼしている。電柱の害はそれだけではない。震災時には倒れた電柱が人命救助の妨げになる。阪神・淡路大震災の被災者へのアンケートで、回答者の76%が、倒壊した電柱で被害に遭ったと答えている。欧米はもちろん、中国や韓国でも、無電柱化は確実に進んでいる。そして日本でもようやく、「無電柱化推進法案」が議員立法としてまとまった。無電柱化を推進する衆議院議員と理論面で支える社会経済学者が、「脱・電柱大国」への道を語る。

目次 : 序章 電柱林立国家・ニッポン/ 第1章 なぜ、「無電柱化」なのか/ 第2章 無電柱化の歴史/ 第3章 日本ではいくらかかるのか/ 第4章 政界における無電柱化の新たな展開/ 終章 意欲ある自治体とその技術/ 付録 無電柱化の推進に関する法律案

【著者紹介】
小池百合子 : 衆議院議員。1952年兵庫県芦屋市生まれ。カイロ大学社会学科卒業。アラビア語通訳を務め「ワールドビジネスサテライト」などでキャスターとして活躍。92年政界に転身、環境大臣、女性初の防衛大臣などを歴任。「クールビズ」の仕掛け人となる。現在、「無電柱化小委員会」委員長

松原隆一郎 : 社会経済学者。東京大学大学院総合文化研究科教授。1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。研究テーマは経済と街並み。「上を向いて歩こう―無電柱化民間プロジェクト」幹事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koning

    帯とカラーページにでてくる広重の赤富士+電柱の図だけど、うん。ごめんこれは左のやつも悪くないと思っちゃうんだ(汗。それはさておき、CATVに光ファイバーが増えた挙句架空線をそのまま残してたりする杜撰な工事も結構あって見上げれば鳥の巣ですか?って光景が確かにあります。景観うんぬんより災害時の被害を想像すると背筋が寒くなるわけで幹線道路より生活道路の地中化等こそというのは同意。しかし、NTT回線屋としての矜持もさることならが先を見てるなーと感心したり(笑)。小池はまぁいいや(笑)

  • かず

    この春から無電柱化推進事業(電線共同溝整備事業)の事務方を担当している。これまで内部管理事務が長く、また、河川の職場が長かったので、知識はほぼゼロ。マニュアル「ガイドライン」は読んだが、それだけでは無電柱化推進法成立に尽力した方々の熱い思いは分からない。それを共有したうえで仕事をしたいので、本著を購入。感想。実際問題として、面的にこの事業をスピード感をもって進めるのは難しいのではないかと思う。圧倒的多数の地方道では、コスト的に厳しいと思う。財源確保を図るための成長戦略と両輪で進めねばならないと思う。

  • おおかみ

    旧建設省の時代から、30年の長きにわたり議論されている無電柱化だが、遅々として進まないのはなぜか。推進議員・学者の立場から歴史的背景、国際比較、施工方式の違い、立法案に至るまで徹底的に論じる。日常に溶け込んだ風景だが、知らないことはあまりにも多い。2年前の道路法改正以降、民間プロジェクトが発足されるなど、目立たないながらも少しずつ活発化している動きである。

  • Kentaro

    日本の景観美を損ねるばかりか、都市型の震災が起きた場合に倒壊した電柱で道路が遮断されかねないと、日本中に3500万本埋設されている電柱を地中に埋設使用と議員立法に向けて取り組んだ活動を紹介している。 解決しなければならない課題が多くあると感じる。 ひとつは埋設するとなるとその工事費の捻出である。 はじめから地下を這わせることが前提のガス等と違い、電線は埋設するために地下を掘り起こし、新たにケーブルを引き、設置して行かねばならない。クールビズのような勢いだけでできるものでは無さそうである。

  • Shun

    総務省、環境省、国土交通省などの行政の縦割りによって進んでいないことを主張していた。もはや見慣れているので、私はそこまで電柱を無くしたいとは思わない。 小学校の下校時、あ、これは電話回線で、これはケーブルテレビだな。と見ていた。また、蜘蛛の巣のように張られる路面電車の架線等にはワクワクする感情さえ抱く。(これ分かってくれる人いないかな・・・笑) 老朽化した水道の更新が追いついていないこと、下水道の整備が遅いことが喫緊の課題のように思えた。

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