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大江戸火龍改

Yumemakurabaku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065203996
ISBN 10 : 4065203996
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

満開の桜の下で茶会を催していた一行から悲鳴が上がった。見れば大店のお内儀の髪が逆立って、身体ごと持ち上がっていき、すっかり桜の花に隠れてしまった。見上げる者たちの顔に点々と血が振りかかり、ぞぶ、ぞぶ、ごり、という音のあと、どさり、と毛氈の上に女の首が落ちてきた―。遊斎は、飴売りの土平、平賀源内らとともに、この怪奇な事件の謎を追う(長編「桜怪談」)。短篇「遊斎の語」「手鬼眼童」「首無し幽霊」も併録。

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年1月1日、神奈川県小田原市生まれ。77年作家デビュー。『キマイラ』『サイコダイバー』『闇狩り師』『餓狼伝』『陰陽師』などのシリーズ作品を次々発表。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞、2011年刊の『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞をトリプル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    本作が記念すべき3,500冊目となりました。夢枕 獏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新キャラ、新シリーズは、代表作『陰陽師』シリーズを江戸時代に置き換えた様な感じです。源 博雅が登場するとは思いませんでした。 今後は、どのように展開するのでしょうか? https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002694.000001719.html

  • あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

    獏さん、ここで新キャラですか!そうでなくても、バラエティーに富んだ魅力的な作品揃いで、どれから手を付けたらいいのか悩み尽きない中、更に選択肢が広がった…。妖かし物は獏さんの得意とするところで、面白くないわけがない。ただ、これまでに陰陽師とか読み込んでこられた方には、ちょっと新鮮さに欠ける感じは否めないかも。これまでに沢山の傑作を書き続けてきて、更にこのタイミングで新たなシリーズ物にチャレンジしちゃう獏さんの創作意欲には、ただただ頭が下がるばかりです。

  • ちょろこ

    装丁が魅力的、の一冊。これは本を手にしたとたん、しばし眺めていたくなるほどの魅力的な装丁。主人公 遊斎の醸し出す妖しい雰囲気、随所でうずまくあやかし。これが夢枕さんの言葉と美しいイラストのおかげで心にスッと入り込んでくるような感覚が良かったな。本って、装丁も作品を引き立てる大切なポイントだということ、グッと物語の世界に入り込める大切な役割を担っていることを改めて実感した。これからどんどん登場人物達の魅力が増してくるのかしら。白い髪、赤い目…遊斎のイメージは勝手に白兎。

  • nico🐬波待ち中

    妖しくて艶めかしい男の所作に魅せられた。人のふりをして人の中に紛れ込む妖怪。江戸の人々を脅かす妖怪を祓い鎮める"火龍改"遊斎の物語。目には見えず不気味な気配のみで、人の心をひたりひたりと追い込む妖怪。けれど元はみな人が創り出したもの。嫉妬、憎悪、強欲等人の業により生み出された"人ならざるもの"はいつの世も、特に後ろめたい思いを隠した人を恐怖の底に突き落とす。そんな"人ならざるもの"を鎮静する遊斎とその仲間達の魅力に、私も取り憑かれてしまったようだ。この物語はぜひシリーズ化してほしい。

  • ままこ

    妖と人の業が織りなす怪異譚。万怪事相談を生業にする年齢不詳白髪に赤い眸を持つ遊斎。異端の容姿を持つが美しく幽雅で物腰も柔らかい。どこか底知れなさもあり魅力的。序章的な「遊斎の語」は妖の不思議話で掴みはOK 。“火附盗賊改”の裏組織、人に害する人外のものを専ら狩り鎮める“火龍改”軽妙で曲者揃いの登場人物達の活躍も楽しみな新シリーズ。スカイエマさんの妖しく麗しの装画とクラフト・エヴィング商會の装幀も素敵です。

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