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Another(上)角川文庫

Yukito Ayatsuji

User Review :4.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041000014
ISBN 10 : 4041000017
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan

Content Description

1998年春、夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの空気に違和感を覚える。そんな中で起こり始める、恐るべき死の連鎖! 名手・綾辻行人の新たな代表作となった本格ホラー。

【著者紹介】
綾辻行人 : 1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズを代表とする本格ミステリを書き続ける一方で、ホラー小説にも意欲的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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アニメ化もされたかなり有名な作品。ただし...

投稿日:2021/07/01 (木)

アニメ化もされたかなり有名な作品。ただし、アニメはかなり設定を変えられて某ヒロインとかも全然別キャラみたいになってますので注意。陰鬱とした悪習のその裏にある恐怖といった雰囲気が良い。

hhi さん | 大阪府 | 不明

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綾辻行人を、いつ一皮剥けるのか、いつ成熟...

投稿日:2021/04/16 (金)

綾辻行人を、いつ一皮剥けるのか、いつ成熟するのかとず〜〜っと期待しながら付き合ってきました。 本作も「まったく成熟してない綾辻を読まされた」という意味で期待を裏切らない一冊でした。 類型的で平板なキャラクター、こんなの思いつきました的ワンアイディアのストーリー、しかもそのアイディアは十分調理されないで生煮えになってる。 著者の社会的経験の無さから由来するであろう物語の深みの無さ。 サブカル好き、エンタメ好きなのはわかるがアイディア、ストーリー、キャラ全てが借り物で綾辻独自のものが皆無。 レベルが同人誌のアマチュアに毛が生えたレベルです。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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綾辻行人は「館シリーズ」のイメージが強い...

投稿日:2021/04/09 (金)

綾辻行人は「館シリーズ」のイメージが強いので、新本格ミステリ作家だと認識していましたがこの作品はホラー+ミステリーが上手く融合されています。転校生の榊原はクラスメイトの異様な雰囲気に疑問を持ちつつも美少女ミサキメイに興味を惹かれて彼女に近づこうとします。そしてそんな中委員長が壮絶な死を遂げ、謎を解いていくといったストーリーです。上巻は物語の設定、枠組みの説明と問題提起なので淡々と進んでいく感じですね。ですがそこで面白くないと読むのを止めないで下さい。後半は一気に物語は進み、上巻との落差がスゴイ。怖いんですが、ページを捲る手は止まらないし謎が謎を呼んでどんどん深まっていく感じです。ラストを読んだ後で、再度最初から読み返したい作品というのは十角館の殺人に通じる部分があります。

イック さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    実はずっとスルーし続けてきた人気作品。囁きシリーズや『殺人鬼』を読んで、氏のホラーはイマイチ恐く感じられなかったので触手が動かなかった。ついに読み気が高まってきたので手にとってみると…上巻の印象としては、作者の良いところと悪いところがどちらも余すことなく表出しているなというところ。やや厨二的なまでの作品世界の蒼さは雰囲気あり、現象の設定の作り込み方も良い。反面、ソリッドさの欠片もない間延びした進行や引く伸ばしが非常に多く、なかなか月がかわらないので、惨劇のテンポが悪い。下巻でラッシュがかかることに期待。

  • マーム

    待ちに待った文庫化なので、ワクワクしながら読み始めました。『呪われた三年三組』と呼ばれる夜見山北中学三年三組。その中で孤立する眼帯の少女。雰囲気は満点です。そして、それは始まりました。クラスメイトたちを次々に襲う〈厄災〉。〈死者〉とはいったい誰なのか?ホラーだから何があっても驚かない、ミステリーじゃないから何がなくても驚かない、という心持ちでページをめくる手が止まりませんでした。でも、綾辻作品ということで、どうしても下巻は解決編かと期待してしまいます(笑)。さて、どうでしょうか?下巻に続く。

  • takaC

    下巻まで読み終えての感想:小野さんとの共著かと思った。超常現象の謎は解決していないままだから、翌年以降も「ある年」はあるのね。

  • kishikan

    ちょっとした勢いでAnotherエピソードSを購入してしまい、そうだAnotherをまだ読んでいなかった!ということから、ブックオフにGO。まず単行本が目についたのですが、これが驚異の厚さで単行本は断念。文庫本上下を早速手に入れたのでした。ということで読み始めたら、これがなんと読みやすく面白い!米澤穂信さんのような学園ドラマ仕立てのミステリ、加えホラー的要素もあり、ハラハラドキドキ。あっという間に上巻読了。それでもまだまだ謎が多くて、全体像が掴めず。ライトでながら大作。こうなるととにかく下巻が楽しみ。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    導入における26年前の事件の紹介。4月の最初から入院する主人公。波乱の幕開けを,淡々と描写している。原発性自然気胸。再発率50%。二度目。胸腔ドレナージ:「局所麻酔したうえで胸部にメスを入れ、そこから胸腔内にトロッカーカーテルという細いチューブを挿入する。チューブの一端は吸入装置につながれている。こうやって,肺と胸膜の間にたまった空気を排出しようという寸法」。夜見山北中学。七不思議。恐怖小説。推理小説。学園物。夜見山市。いないもの。榊原恒一、見崎鳴。「工房 m」。夜見のたそがれの,うつろなる蒼き瞳の。

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