Books

緋色の囁き 新装改訂版 講談社文庫

Yukito Ayatsuji

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065201640
ISBN 10 : 4065201640
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan

Content Description

名門・聖真女学園高校の「開かずの間」で、少女が死んだ。「魔女」という謎の言葉を残して―。美しくも残酷な連続殺人劇の、それが幕開けとなる。転入生・冴子の心にひそむ“赤い記憶”の秘密。夜ごとに少女たちを襲う殺人者の正体は?鮮血と狂気に彩られた「囁き」シリーズ第一弾、待望の新装改訂版。

【著者紹介】
綾辻行人 : 1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。’18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ナルピーチ

    綾辻先生の初期の名作。名門女学園を舞台に鮮血と狂気に彩られた学園ミステリ。主人公の“冴子”の周りで次々と起きる不可解な殺人事件と“魔女”の存在。事件の謎を深めながら、彼女の過去の記憶へとリンクする。繰り返される様に描かれるその記憶と、表題にもなっている“緋色”が意味する事とは?不穏な世界観を漂わせるその描写方法は、まさに綾辻作品の真髄。終盤での生徒達が暴徒とかしていく集団心理に恐怖を覚えた。読了後も「きよしこの夜」「メリークリスマス」この2つのワードが耳元でずっと囁き続けているのはなぜだろう。

  • 中原れい

    コンビニで入手、よい時代になったwなんだか戦前の少女小説のようなノリ…と思ったら87年仕上がりとか、読めてよかったです。よむごとに心に浮かぶ横溝、そしてだいたい予想通り、若向きのサスペンスドラマ味もある作品と感じましたが、とても楽しかったです。身内におかしくなった人がいても、関係なく強く生きられるものですよね。

  • キナコ

    女子高内で起こる連続殺人。ヒロインが転校してから起こる謎。女子同士の陰湿なやりとりや、集団ヒステリーの怖さが分かる。各登場人物の過去もかかれているが、皆人に言わないだけで様々な事情があるんだよなぁ。管理された思春期の子供たちの暴走、ヒロインの心のなかでの葛藤。囁きというかたちで語られるヒロインの心情が、最後まで印象的。初期作品ではあるがとても楽しめた。

  • ままこ

    綾辻さんの初期の作品。囁きシリーズ1作目。舞台は昭和末期の全寮制の女子高。多感な少女たちの心の奥に秘そめた欲求。歪んだ想いが狂気を生み、全てが深紅で彩られる惨劇が繰り返される。キーワードは転校生の冴子の“赤い記憶”「開かずの間」で死亡した少女が残した「魔女」という言葉の意味とは…。犯人は意外な人物だった。新装改訂版あとがきと共に楽しめるサスペンスミステリー。

  • 坂城 弥生

    閉鎖的な世界、鬱屈した感情…全体的に暗い作品でした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items