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戦後経済史 私たちはどこで間違えたのか 日経ビジネス人文庫

Yukio Noguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532198947
ISBN 10 : 4532198941
Format
Books
Release Date
April/2019
Japan

Content Description

戦時期につくられた国家総動員体制が戦後の経済復興をもたらし高度成長を実現したとする独自の「1940年体制論」の視点と、著者自身の体験を交えて、戦後70年の日本社会、経済の変遷をたどり、バブル崩壊以降の長期停滞の根本要因を解き明かす。

目次 : 第1章 1945‐1959 戦時体制が戦後に生き残る/ 第2章 1960‐1970 なぜ高度成長ができたか?/ 第3章 1971‐1979 企業一家が石油ショックに勝った/ 第4章 1980‐1989 金ぴかの80年代/ 第5章 1990‐1999 バブルも40年体制も崩壊した/ 第6章 1980‐ 世界は日本を置き去りにして進んだ

【著者紹介】
野口悠紀雄 : 早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年イェール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学ファイナンス研究所教授などを経て、2017年9月より現職。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書:『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、近著に『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版社、大川出版賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • masabi

    【概要】高度経済成長と近年の不調の原因を戦時体制に起源があるとする。【感想】時代に即した産業構造に転換できず米中に後塵を拝している現状に加え、勤労の美徳が失われたことで金融政策など安易な政策が実施されている。バブルで戦時体制の亡霊共々崩壊したが、今年に入ってようやく終身雇用ももはややっていけないと明言された。次はバブル期についての本を読む。

  • こちょうのユメ

    著者の個人史と戦後の社会・経済の動きをからめて「我々が今どこにいるか」というテーマで、日本の社会問題をさぐっている。戦後の日本経済は、戦前の総力戦を目的にした国家総動員法、著者のいう40年体制がベースになっている。だが現在の状況は中国などの台頭により、産業構造や経済体制が時代遅れになってしまった。ではどうするか?それは、生産性の高い新しい産業が生まれることでしか、問題は解決できないとする。そして「豊かになるためには、まじめに働く必要がある」と著者は説く。うむ納得。

  • okadaisuk8

    これは名著。まず戦後経済の本質は昭和40年に革新官僚が道を敷いた「統制経済」にあると喝破し、それが重工業がリードした戦後にはうまくはまった一方、90年代以降のIT革命で足かせになっていると指摘している。まさにその通りであり、重要な指摘だと思う。加えて東京空襲で九死に一生を得たところからの野口さんの半生も重ねられ、論時代が優れているのに、優れたエッセイとして時代の空気のような物まで伝えることにまで成功している。

  • のりひろ

    「豊かになるためには、まじめに働く必要がある」

  • kilroy

    1940年体制が日本の戦後の経済成長、バブル崩壊、その後の低成長を非常にうまく説明できてるなと。 現代史を学んだ自分としては「1940年体制」を読んだとき、目からうろこだったけどその再現ができた。野口先生の著書は知的刺激にあふれていて面白い!

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