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深く深く、砂に埋めて

Yukiko Mari

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062769310
ISBN 10 : 406276931X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan

Product Description

『殺人鬼フジコの衝動』『更年期少女』著者が描く“底なし”の女の欲望
聖女の謀略? 悪女の純真? これぞ究極の魔性の女!

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。やがて明らかになる男の転落と女の性(さが)。奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか? 悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス。

Content Description

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。やがて明らかになる男の転落と女の性。奔放に生きる有利子は悪女か、それとも聖女なのか?悪女文学の傑作『マノン・レスコー』を下敷きに、女のあくなき愛と欲望を描く長編ロマンス。

【著者紹介】
真梨幸子 : 1964年、宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科(現・多摩美術大学映像演劇学科)卒業。2005年、『孤虫症』(講談社文庫)で第32回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。女たちの業や執念を潜ませたホラータッチのミステリー小説を精力的に執筆し、着実にファンを増やす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    定番の悪女にはまり、破滅していく男たちの物語。野崎有利子という無邪気な女性の人物造形がよい。悪女文学の傑作「マノン・レスコー」を下敷きに した小説らしいが、エリートサラリーマンが破滅していくさまは古くて新しいテーマか。

  • utinopoti27

    一応のストーリーは魔性の美女と、そこに関わる男たちの転落という図式。作者がこんな凡庸な設定をあえて選んだということは、よほど悪魔性の描写に自信があるんだろうなあと思っていたのですが、読み進めてもいっこうに有利子の魅力が伝わってきません。感情の起伏が激しく、浪費家で、多情で・・。将来が約束されていたエリートや、彼女の弁護士までもが、なぜ破滅の道を選んでしまったのでしょうか。肝心な部分の掘り下げが浅いため、作品全体がしまりなく、ダラダラとした印象。イヤミスの女王にしては、少し残念な出来だったかもしれません。

  • 風眠

    恋は知らず知らずのうちに忍び寄る。その人が全てで、その人の為なら何だってできる気持ちになる。自分だけが知っているその人の良いところがあって、他の誰かが悪く言っても「そんなんじゃない」と自分に暗示をかける。恋の病という病気にかかっているうちは、自分が重大な事件に巻き込まれている事にも気づけない。いや、もしかしたら気づいているのかも、気づきたくないだけなのかも。女の美しさと無邪気さに心奪われ、金と犯罪と嫉妬という地獄に堕ちていく男達。悪女なのか、それとも聖女なのか、そんな女に絡め取られた「恋」という運命。

  • モルク

    真梨さんの作品としては、登場人物も内容もわかりやすいものだった。魔性の女有利子、彼女は純粋なのか。彼女に魅せられ犯罪に走ってしまったエリート、逮捕された彼女につく弁護士と、彼女の美貌と天性の無邪気な気性により次々と男をその虜とし、男たちは彼女の欲望を満たし彼女を手放さないようにするうちにいつの間にか底の底まで堕ちていく。友人たちにいくら注意を受けても、彼女の虜になってしまえば聞く耳持たずひたすら執着する。女たちは彼女に対してどうだったのだろう。もっとドロドロしたものを期待していたが意外とあっさりしていた。

  • アッシュ姉

    愛よりお金。金の切れ目が縁の切れ目。ただひたすら贅沢だけを求める有利子。蠱惑的な態度と圧倒的な美貌で男を虜にし、貪欲なまでに財産を食い尽くすと別の男へ渡り歩く。有利子に惹かれた男たちは彼女をつなぎとめておくために、金の亡者となり破滅への道へ堕ちていく。一番悪いのは誰なのだろう。真梨さん史上もっとも読みやすく、もっとも著者らしくない作品かもしれない。タイトルと装丁は素敵。

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