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週末香港・マカオでちょっとまったり 朝日文庫

Yuji Shimokawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022618207
ISBN 10 : 4022618205
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

路上を占拠した学生たちが涙を流した香港、カジノ景気に沸くマカオ。同時期に中国に返還された対照的なふたつの街。でも、「この街が好き」を味わう週末旅。香港での「僕」の居場所になった重慶大厦(チョンキン・マンション)、香港の大衆食堂に出現する食の異空間、自由が足かせになった香港、中国の富を巧みにとり込むマカオ。90年代にそれぞれイギリス、ポルトガルから返還された街は、中国と独特なバランスを保っている。時代のうねりに翻弄され続けるふたつの街は、ちょっとディープな街歩きにちょうどいい。

【著者紹介】
下川裕治 : 1954年長野県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、新聞社勤務を経て独立。90年、『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、おもにアジア、沖縄をフィールドに、バックパッカースタイルでの旅を書き続けている

阿部稔哉 : 1965年岩手県生まれ。フォトグラファー。東京綜合写真専門学校卒業後、「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    著者の本は初めて読んだ。多くの本を書かれている。タイトルだけで思い込んでいたのはもっとお気楽な旅行記だったこと。読んでみて内容が外国についてとても冷静な目で描かれていること。本書は香港・マカオについて書かれている。先般も話題になった香港については小さないざこざはあれどまだ自由がある香港のことだった。政治的、歴史的な背景も書かれているので香港のことを知るには良い本だと感じた。外国を自由自在を旅する人を尊敬する。出不精で怖がりの私には著者のような度は憧れても実際に出来るかといえばこれはまず無理だ・・図書館本

  • piro

    週末シリーズ香港・マカオ編。6年程前の刊行なので、昨今の情勢からみて街の雰囲気はまた変わっているんだろうな。それでも香港・マカオという街を感じる事ができる一冊でした。2014年の「雨傘革命」について書かれた章では香港の行く末を憂慮する下川さんの想いが強く滲む。民主化運動の中心となった学生達の思いも虚しく、その後更に中国化が進んだ香港。かつて沢木耕太郎さんが熱狂した香港が遠くなってしまったのは非常に残念です。マカオはおまけの様に記された感もありますが、旅先としてはなかなか面白そう。マカオ料理、食べてみたい。

  • きのぴ

    下川さんの週末シリーズ。香港は2回、マカオも1回行ったことがあるので、その時のことを思い出しながら読んだ。香港が中国に返還される時期で、デモの様子も描かれていた。結局返還されても自由の街・香港は変わらなかったのに、10年以上経ってまさかこんなことになると思わなかったやろうなぁ…。正直今の香港に行きたいって思えないもん。マカオとの関係も面白かった。マカオのカジノで豪遊してみたい(笑)

  • ryuetto

    貧乏していた学生時代、食パンとインスタントラーメンの組み合わせにはまった。日本では、ちょっと人には言えない恥ずかしい取り合わせでも、広いアジアの空の下では、普通にパンとラーメンを一緒に食べている人々がいる。そんな香港人は、愛すべき隣人なのだ。と、まとめてあるエピソードがちょっと気に入りました。 世界は広い。アジアが好き。旅はいいねえ。という著者の気持ちが伝わるから。 あと、香港の雨傘革命や、マカオがポルトガル領だった時代の話など、歴史や政治についてのうんちくも相変わらず豊富で勉強になります。よかったです。

  • ネロ

    旅行に行くまでに読めばよかった一冊ですね。生来?のバックパッカー下川さんの利用する安宿、地元食堂に憧れます。自分ではきっと出来ないし、挑戦する勇気もありませんので。香港、マカオ、中国…それにイギリスとポルトガルの複雑な関係が内、外、両サイドからの視点で語られ、より深くこの街について知ることができました。絶えず翻弄され先行きの不安な中で彼らは今日も逞しく生きているんですね。建築法の怪しい高層マンションを思い出し、私の方が不安になりました。

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