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「生き場」を探す日本人

Yuji Shimokawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582855920
ISBN 10 : 458285592X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan

Content Description

バンコクをはじめ成長著しいアジアの国々に渡ったシニアたち。彼らはなぜそこへ向かったのか。閉塞感が覆う日本で行き場をなくした中高年が、アジアに「生き場」を見つけた姿を描く。

【著者紹介】
下川裕治 : 1954年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。新聞社勤務を経てフリーに。アジアを中心に海外を歩き、『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビュー。『南の島の甲子園―八重山商工の夏』(双葉社)で、2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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考えさせられる本。 旅の本をよく書く作者...

投稿日:2021/04/16 (金)

考えさせられる本。 旅の本をよく書く作者だが、これは生き方を問う本だと思う。 引きこもりが話題になるが、解決策がない日本。 逆に、タイのバンコクなどに居座る「外こもり」もある。 だが、それも生き方の一つ。 日本の各種制度が機能しないなら、住む場所を変えてもいいはず。 それを責めるべきではない。 視野が広がる一冊だと思う。

ダム さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    日本以外のアジアに拠点を移した日本人たちのインタビュー。これを読むと日本がいかに生きづらい国となってしまったかがよくわかる。かといって、アジア移住礼賛というスタンスをとっているわけでもない。アジアにはアジアのリスクがある。そのバランスをシビアに見つめている。

  • 犬こ

    定年になって、次の仕事を探しても、ガードマンしかない国ってなんなんでしょうね。ばかにしていますよ。もっと彼らのパワーを生かさなきゃいけないφ(..)リタイア後、タイで頑張る日本人達のルポ。

  • シエスタ@多摩

    豊富な資金力を背景にしたかつての日本企業とその駐在員という図式ではなく、経済的にも心理的にも閉塞し、出口が見えない日本という国からスピンアウトした人々が、活気があり開放的に見える東南アジアに個人として活路を見出すという例が増えている。本書では、著者が明言しているように絵に書いたようなサクセスストーリーはない。しかし、高度成長期までの日本もそうだったのだろうが、経済的に多少苦しくても何とかなり、それ故に前向きに生きていこうという気にさせる、日本が失いつつある空気がタイ等の社会にはあるようだ。

  • 犬養三千代

    コロナ以後、また一段と「生きづらさ」を感じる。マスク警察だの他府県ナンバーへの嫌がらせなど。昭和が終わり平成となり日本がギスギスしてきた。タイに仕事で行きタイに馴染んで日本から脱出人たちを描く。サクセスストーリーはわずか。家族は来るひと来ない人と分かれる。詐欺に合いすっからかんになった人も。12万の収入で4万の貯金。「居場所」って大事。そして、人間関係も。60歳をこえたくらいの人たち、これからは社会貢献だと言う。心持ちが豊かになるんだな。

  • 円舞曲

    「外こもり」のふくちゃんという方に、そのお姿を放映していたテレビがオーバーラップしてきました。大震災からもうすぐ一年の今、日本人は「生き場」をどう意識しては変化していってるのでしょうか。

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