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大化改新の謎 闇に葬られた衝撃の真相

Yuji Seki

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569577678
ISBN 10 : 4569577679
Format
Books
Release Date
July/2002
Japan

Content Description

西暦645年の大化改新は、古代行政改革を推進した聖徳太子亡き後、反動勢力の豪族・蘇我入鹿を中大兄皇子と中臣鎌足らが討ち倒した政治クーデターというのが定説である。ところが、改革派の英雄とされる中大兄皇子と中臣鎌足の実像に迫るほど、定説とは異なる謎や疑問が次々と浮き彫りになる。本書は『記紀』を中心に、大化改新を巡る舞台裏と衝撃の真相を読み解く問題作である。

目次 : 第1章 大化改新という謎(改革潰しとしての大化改新と明治維新/ どうしても解けない大化改新をめぐる謎 ほか)/ 第2章 呪われた大化改新(王陵の谷に眠る聖徳太子/ なぜ律令制度を整備する必要があったのか? ほか)/ 第3章 二つの日本の死闘(中大兄皇子を襲う不審火/ 民衆の心を逆なでしていた中大兄皇子 ほか)/ 第4章 大化改新という改革潰し(なぜ藤原氏は崇る聖徳太子を恐れたのか?/ 天武天皇と蘇我氏の濃密な関係 ほか)

【著者紹介】
関裕二 : 1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • AICHAN

    大化改新が律令日本を推進させるためではなく政権欲しさの単なるクーデターだったという見方には賛成。中大兄皇子と中臣鎌足が百済救援のため政権を乗っ取ったのだろう。その事実を隠すため、鎌足の子の藤原不比等が日本書紀で藤原氏に都合のいい歴史を捏造したというのにも賛成。だけど、百済王子だったのは中大兄皇子のほうだと思う。聖徳太子も実在の人ではなく、蘇我馬子の一面を拡大して大袈裟に書いたのだと思う。蘇我入鹿を暗殺した鎌足と天智がその祟りを怖れてのことだと思う。

  • 玉野ゆうき

    中臣鎌足は韓人、百済王子の豊璋なのか? 蘇我入鹿は中大兄皇子と鎌足にとって邪魔な存在(政敵)であって悪人(逆臣)ではなかった? 等々なかなか面白かったです。 何故、百済の為に多くの血を流したかを想えば、正解に近いのではないかと思えます。

  • トントン

    大化の改新は良いことだと思っていました。

  • しんさん

    一般に、天皇に権力を集中させるために蘇我氏を倒したとされる乙巳の変〜大化の改新。実際には東アジアの激動を乗り越えるために合議制を目指す革新派(聖徳太子ら蘇我系)に対し、中臣(藤原)鎌足=百済の王子・豊璋が行った「改革つぶし」だった(という説)。で、権力を掌握した藤原氏が国家の寄生虫として繁栄していく。「平清盛」を見ていたら、その前の時代が知りたくなったので。再読。いろいろ反論の多い本ではあるようですが、可能性として面白いです。

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