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地形で読み解く古代史(仮)Php文庫

Yuji Seki

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569900919
ISBN 10 : 4569900917
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
December/2020
Japan

Content Description

伊豆諸島の黒曜石がシベリアで、沖縄の貝が北海道で発見されるなど、古代日本では想像以上に東西南北の交易が盛んだった。琵琶湖、瀬戸内海、筑後川などが当時の高速道路のような存在だったのだ。本書は、こうした地形の特性から古代史を再検証する1冊。なぜ、纏向遺跡は奈良盆地に、巨大古墳は河内につくられたのか?これらの謎の答えは、地形に隠されている。

目次 : 第1章 地形から読み解く“ふたつの日本”(旧石器時代まで遡る東西の違い/ 東から西へ向かう文化と人/ 『日本書紀』が歪めた古代の実像)/ 第2章 ヤマト建国の謎を「地理」で推理する(ヤマト建国をめぐるいくつもの謎/ 大陸、九州、ヤマトの関係/ 「鉄」の過疎地ヤマトになぜ人が集まったのか)/ 第3章 地形から邪馬台国を見つめ直す(邪馬台国はどこにあったのか/ 神功皇后に仮託されたヤマトと北九州の戦いの真相/ 邪馬台国の謎を解き明かす重要なヒント/ 瀬戸内海ルートと日本海ルートの対立)/ 第4章 瀬戸内海と大阪から古代遷都を再考する(大阪は瀬戸内海流通の起点で終着地/ 河内に巨大古墳が築造された理由/ 大阪‐琵琶湖‐日本海の動線/ 聖武天皇の遷都を地形で読み解く)/ 第5章 東日本とヤマト朝廷の関係を追う(山城国と「東」の因縁の関係/ 東西の交流は日本海がメインルート/ 平安京遷都を東西で読み解く)

【著者紹介】
関裕二 : 1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • fseigojp

    アメノヒボコと播磨で大国主が争ったのは地形から了解できた 日本一低い分水嶺

  • Jimmy

    関さんの仮説の集大成版ぽいが、あまり売りの「地形」で読み解いている深さが浅い。こりゃ竹村さんに比べれば「地形」で売るにはおこがましいかな、と。

  • 涼耶

    途中まではなるほど、と思う部分も多いが、地図を片手でないとわかりにくかったかなぁ

  • mori

    昔の方の名前が長すぎ&わかりづらい(慣れていないため)。 地形を知ることで歴史を知ることができる。というのは面白い切り口。 山が多い日本だからこそ、地形が文化の発展等にもかかわってきたのだと知る。 中国の歴史を学んでわかったことだが、 歴史は勝者が書き換える=勝者にいいように後世に残している。このことを肝に銘じることということ。 「日本書紀」も、藤原不比等が蘇我氏(の功績含め)をなかったことにしている。ということに驚いた。 学校ではそのように習っていなかったからだ。

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