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「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける Php文庫

Yuji Seki

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569901671
ISBN 10 : 4569901670
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

これまで、縄文の文化は渡来人の文化によって一掃されたと考えられてきたが、大きな誤りだった。縄文人の暮らしは決して原始的ではなかったのだ。現代日本に通じる信仰と習俗、生活がすでに縄文時代に完成されていたのである!

目次 : 第1章 縄文時代が教科書から消える?(縄文遺跡群がユネスコ世界文化遺産に登録される!/ 一度、教科書から消えた縄文時代 ほか)/ 第2章 日本人はどこから来たのか(一万年という民族の揺籃期/ 日本人はどこからやってきたのか ほか)/ 第3章 縄文と弥生の境界線(縄文人が水田稲作を始めていた証拠/ 最初から稲作一辺倒だったわけではない ほか)/ 第4章 ヤマト建国と縄文人(何もなかった場所に巨大人工都市が出現/ ヤマト建国に九州はからんでいない ほか)/ 終章 縄文回帰の日本史(平和な時代に戻りたいと願った日本人/ 傲慢な一神教 ほか)

【著者紹介】
関裕二 : 1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さばずし2487398

    「縄文人」という単一民族がいた訳ではなく、あくまで海から来た渡来人があちこちに住む様になったのをまとめて呼んでいる、という事は当然とはいえ頭に入れておかなくてはいけない。多神的な信仰はここから始まったと言えるだろう。その様な人々が一万年も独自の文化を作った所に独自性がある。縄文時代には既に日本語があったのでは?というのは興味深かった。学会では縄文時代をどう捉えていたかという話も面白い。山王丸遺跡でかなり縄文が注目されるようになったが、日本人の思考のルーツの鍵は確かにここにあるだろう。

  • いくら丼

    縄文や多神教を理想化しすぎでない? 色んな研究に基づいていて、あるところまでは確かにと思うし、野蛮とかの評価は妙だと思うけど、でもそれは飛躍だろとか、ちょいちょい引っかかる。時代劇で描かれる過去はみんなが見たい過去だよ(エンタメだし)。そりゃ過去に何かを求める時点で、現在に不満がゼロってわけはないけどさ、じゃあ縄文人には不満がなかったのか? 豊かではあったと私も思うけど、それとこれとは話が別だし、たとえ現代人の方が過去を理想化しやすいとしても、文化や生活の差異による時間認識の違いとかもあるだろうし。↓

  • inaryoXD11

    考古学による縄文の見直し、DNAによる日本人の起源から始まるが、海人の活躍、ヤマト建国へといつもの論理で導く。3/4はガマンといったところか。そしてなぜか最後は多神教vs.一神教で閉じる。縄文時代に対して、自然と共に生きる、争いを好まない、強い王を求めないなどをイメージしている。日本人は常に縄文の世に戻りたいと思っている。この日本人の特質(縄文の三つ子の魂)をこれからどう活かすのか、活用できるのか、ぜひ提案いただきたい。ぼくには文化として評価されるくらいしか思いつきません。

  • mai

    農耕が始まってから、戦争を始めるようになった。これは以前何処かでも聞いたことがあった。人は富を蓄えると、それを守り拡大するようになる。科学で文明が発達した現代は、生活水準が向上し暮らしやすくなった。農耕を選択した私たちを否定はしない。私たちが進むべき正解を示してもいない。ただ、自然、ひいては万物に対する感謝と謙虚さを忘れてはいけないと言っているように感じた。

  • sa10b52

    かつて歴史の授業で習った「縄文人は原始的な生活を営んでいて、渡来人が稲作を伝えたことで弥生時代が始まり文明が進歩した」みたいな描像は今日違う見方ができるということ。縄文と弥生の時間的・地理的なつなぎ目がグラデーションのようで、そこに日本建国の秘密がありそうである。「鉄・病原菌・銃」でも民族の大洋の移動がかなり昔に行われていたことが記述されているので、海を駆ける日本人というのはありそうな線ではある。やや農耕と一神教への攻撃と縄文的日本礼賛が過ぎる感、確信的表現がどうなの感はあるが、新説や推定は楽しめた。

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