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Ghq作成の情報操作書「眞相箱」の呪縛を解く 戦後日本人の歴史観はこうして歪められた

Yoshiko Sakurai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094028867
ISBN 10 : 4094028862
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

これは「真相」か、それとも「洗脳」か!?敗戦直後、GHQは占領政策の一環として「太平洋戦争の真相を日本国民に知らせる」ためのラジオ番組を作った。それは「真相はかうだ」「真相箱」「質問箱」と名称を変えながら、三年にわたりお茶の間に日本の犯罪を告発し続けた。真実の中に虚偽を巧妙に散りばめ“帝国主義の悪が民主主義の正義に屈した”との観念を植え付けるGHQの思惑は成功し、いつしか日本人の歴史観や戦争観を規定した。「真相箱」の原作本を復刻、戦後日本の混迷を招いた「問題の書」を白日の下にさらし、桜井よしこ氏が徹底解析する。

目次 : 戦後日本は、この言論検閲からはじまった/ 政治・外交(台湾、樺太、朝鮮の領有/ 対支二十一箇条の要求 ほか)/ 海上作戦・陸上作戦・航空作戦(海上作戦(太平洋戦争の展望/ 真珠湾攻撃と米軍の損害 ほか)/ 陸上作戦(香港陥落/ マ元帥バタアンより豪州へ ほか)/ 航空作戦(秘密裡に計画された初の日本空襲/ 日本初空襲の効果 ほか))/ 雑(近衛公の覚書から見た海軍首脳者/ 東京のバラ ほか)

【著者紹介】
桜井よしこ : ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、現在フリー・ジャーナリスト。『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 金吾

    日本人は性善説に近い考えをしがちであり、他人の言うことを信じやすく、また論理的に物事を考えそれを主張することを得意としていないため洗脳されやすいのではないかと思います。内容としては日本人の情緒的な弱点があぶりだされており参考になりました。

  • かやは

    GHQによるラジオ番組、「眞相箱」についての本。三分の二ほどが「眞相箱」をそのまま掲載している。もう少し解説を多くしてくれるともっとよみやすかったかな、と思った。日本が悪、米国が正義、の論調で進む「眞相箱」だが、戦況の説明などは当時を知るうえでの資料として役立つようだ。私たちの今の価値観に、GHQのこうした作為があったことは知っておくべきだと思う。

  • ue3104

    日本が第二次世界大戦で敗北した後、日本が完全な悪者だったということを国民に植え付けるために、GHQが作ったラジオ番組の内容がまとめられている。 歴史は勝った方が作っていくのだということの好例。

  • お昼の書棚

    「情報に飢えていた日本人」敗戦直後にラジオから流れた日本の戦争にまつわる真相。それは戦時中の検閲により制限され、情報に飢えていた日本人にとっては欲していたモノであり衝撃的だったに違いない。本書では勝者による情報操作の役割をはたしたといわれる、連合国GHQが作成した当時の放送内容が再現され解説されている。本書から敗戦直後のうもれた歴史を発見した。

  • hamham

    おそろしい。本文を読んだところで「うんうん、そういうことだったのか」と納得しかけて、その後の解説でハッとする。もっともらしい嘘の真実に、欺瞞だと分っていても何度も騙されかける(私がアホなだけかもしれない)。とにかく全てが「もっともらしく」、このもっともらしさを刷り込まれたのが今の私たちの歴史観なのだと思うとぞっとする。

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