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悪魔が憐れむ歌 暗黒映画入門 ちくま文庫

Yoshiki Takahashi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480437075
ISBN 10 : 448043707X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

映画の世界には、政治的に正しくなく、安っぽいショックに満ち、度を超した暴力と破壊を描き、だからこそ救いになる表現が生き残っている。ヤコペッティのドキュメンタリーから、『ロッキー・ホラー・ショー』、スピルバーグから『エクソシスト』まで、呪詛とエンターテイメント精神で語りつくす。映画の中に「絶望と恐怖」という友人を見出すための案内書。

目次 : 第1章 この野蛮なる世界(犬の世界/ ヤコペッティ インタビュー/ モンド映画と『ザ・コーヴ』 ほか)/ 第2章 ポップ・アンド・バイオレンス(ジョエル・シュマッカー インタビュー/ 『エンジェル ウォーズ』/ わがこころのテキサス ほか)/ 第3章 不健康な精神(『パッション』は『ヘルレイザー』だ/ 『サウスパーク』と『パッション』/ 最終報告『エクソシスト』 ほか)

【著者紹介】
高橋ヨシキ : 1969年生まれ。映画ライター、アートディレクター、デザイナー、サタニスト。雑誌『映画秘宝』(双葉社)でアートディレクター、ライターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takeのすけ

    映画雑誌“映画秘宝”2001年〜2013年ごろの著者の記事を本にしたものみたいです。今の感覚だと露悪的だったり、ポリコレをくさすようなところがあったりして意外でした。やっぱり時代と共に著者も変化しているんだな、と。私は「人類愚行の映画史」って記事が面白かったです。

  • 活字@れつだん先生

    めちゃくちゃ面白くてあっという間に読み終えた。高橋ヨシキの本はハズレなしだな。素晴らしかった。

  • Gen Kato

    ヤコペッティ、確信犯というか、「ノンフィクション」映像とはなにか、根本的な考え方の問題なんだな。『ロッキー・ホラー・ショー』、友人とのビデオ鑑賞では観たうちに入らないんだな。コロンバイン事件も理解が浅かったなあ。いろいろ気づかされた一冊。

  • ソドシラソ

    人類は歴史とともに進歩し続けてきたのだと信じてやまない人は多いだろう。だが根源的な野蛮さ・愚かしさはいつの時代も人間の魂の底に密かに、しかし確実に存在している。本文で頻出するポリティカルコレクトネス的な発言は昨今ますます勢いを増し、今日もSNS上では慇懃無礼な野蛮さが飛び交っている。だからこそわれわれは圧倒的に「正しくない」映画と出会うことで、己が内に秘めたる野蛮さと対峙しなければならない。(1/2)

  • minami

    高橋ヨシキ氏の映画評論集の文庫版。最近の氏の仕事と比較すると、明らかに露悪的な部分だったり、ちょっと首を傾げたくなる部分が多いように感じた。ちょうど高橋ヨシキ氏が映画秘宝という媒体から離れるタイミングで発売されたのもあって、時代の変化を強く意識した。

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