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シャッター商店街と線量計

Yoshihide Otomo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791766772
ISBN 10 : 4791766776
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

音楽家が線量計を持ちあるく世の中なんて間違っている。でも、そこからはじめるしか道はない。福島に住む選択をした人、新天地を求めた人、遠い場所で震災に思いを巡らせた人―「音楽」「祭り」「放射能」「シャッター商店街」…震災後をめぐる6つの対話と、大友の自伝的初小説を含む、切なくも希望とノイズに満ちた対論集。

目次 : 1 救いとしての物語(大友良英×渡辺あや)/ 2 分断と忘却を意識化する(大友良英×開沼博)/ 3 世界のノイズに耳をすませて(大友良英×高橋源一郎)/ 4 往復書簡―2012.7.3‐8.25(大友良英←→もんじゅ君)/ 5 復興の時間―福島の未来のために考えておくべきことについて(猪飼周平)/ 6 福島が映しだす、わたしたちの現在と未来(大友良英×木村真三)/ 7 100年後の樹のために(大友良英×安齋伸也)/ 8 かけがえのない毎日(大友良英×安齋一壽+遠藤知絵+木下真理子)/ 9 もうひとつの未来(大友良英)

【著者紹介】
大友良英 : 音楽家、ギタリスト、ターンテーブル奏者。1959年横浜生まれ。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。ノイズやフィードバックを多用した大音量の作品から、ジャズやポップス、歌謡曲、音響の発生そのものに焦点をあてた作品までその幅は広く、この数年は美術の領域にまたがる作品も数多く手がけている。映画音楽家としても、数多くの作品を手がけ、中国香港映画からNHKのドラマまで、現時点で70作品を超えるサントラを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tu-ta

    仕事やいろんなことがバタバタしてたこともあり、ぐずぐずと時間をかけて読んだのだけど、面白かった。幾重にも分断され、解釈される福島の現実に直面し、その現実と正面から向き合うそのスタンスが気持ちいい。読書メモのURLはコメント欄からはリンクされてます。http://tu-ta.at.webry.info/201406/article_5.html

  • 葛井 基

    これはあまちゃんの原作と言ってもいい。これに、クドカン流のギャグを乗せればあまちゃんになる。少なくとも、思想的背景だと思う。ラストに載ってる、もう一つの未来、面白かった。よくあるミュージシャンが書くスカスカの文体ではなく、グリップがある。大友さんは小説の才能もある。もっと書いて欲しい。仕方ないっていう言葉。起こったことは変えられないから、それを受け入れた上で、じゃあどうするかって方向に行くための覚悟の言葉 。夜なんか明けなきゃいいのに。ずっと夜だったら本当に楽しいのに。ぼくらはノイズの海で生きている!

  • ビーフハート

    3.11の震災以後の世界で生きていくことについてあらためて考えさせられた。それはもちろん、簡単に結論のでることではないが、様々な問題についてどう考え、どう向かい合っていくかのヒント、示唆に富んだ内容であった。基本が対談集なので、非常に読みやすく、シリアスになり過ぎないバランスも良かったと思う。

  • justdon'taskmewhatitwas

    郊外型ショッピングモール、バイパスに大型チェーン、駄弁るのはファミレス、コンビニは元酒屋、そしてシャッター商店街。くたびれた地方が「起爆剤」を誘致し更に疲弊する。復興は遠い先。でも時間がかかるって判った事で、じゃあアレやっとこうかとかコレもやれそうだって事になったりする事って、あるじゃん?(横浜弁) UB¥1,350。

  • nbhd

    ずきずきひびいた。あまちゃんの音楽を担当した大友良英さんが優れた思想家でもあることをこれを読んで初めて知る。福島に生まれ、福島が嫌で飛びだして、福島に戻ってきた異端の音楽家の対談集。読むうちに大友さんの言葉を自然と信頼していた。たぶんそれは、震災後の自身の行動が正しいか正しくないかわからないという迷いが発言に籠っているからだ。高橋源一郎との対談で語られるノイズ論が特に読みごたえがあった。

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