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誰にでも、言えなかったことがある 祥伝社文庫

Yoko Yamazaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396346119
ISBN 10 : 4396346115
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

育ての親だった祖母の入水自殺、父親の再婚相手から受けた虐待。実の母親を頼って上京するも、すでに私の居場所はどこにもなかった。自身も離婚し、再婚した夫も介護の末、癌で亡くした。傷だらけで、好んで振り返りたい人生ではなかった。それでも、今は自分なりに精一杯生きて来た日々を愛しく思う―。江戸川乱歩賞作家による自伝的エッセイの文庫化。

目次 : 1 忘れられた子供(父の花嫁/ 罌粟の咲く家/ 座敷童子が出て行った ほか)/ 2 「血」はやっかいなもの(血の繋がりってなんだろう―父のこと/ 血の繋がりってなんだろう―母のこと/ 勉強嫌いのツケは必ず回ってくる ほか)/ 3 事件はまだまだ起きる(認知症のはじまり/ 母を施設へ/ 一人暮らしが鍵をなくすと ほか)

【著者紹介】
山崎洋子 : 1947年京都府宮津市生まれ。1986年『花園の迷宮』(講談社)で第三二回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。横浜を舞台にした作品を多く手掛け、ノンフィクションなど活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 定年(還暦)の雨巫女。

    《私-図書館》あまりにも、壮絶過ぎて、読んでいてつらかった。今からでも、いいから幸せになって欲しい。

  • mami

    山崎さんの壮絶すぎる生い立ちを読んで言葉を失っている。文章にしきれなかった思いはもっと沢山おありのことと思う。大変な半生を語って下さってありがとうございます、という気持ち。

  • たちばなあやか

    凄まじいの一言。山崎さんの本はここまで未読だったのですが、このような壮絶な過去を持って、それでも希望を捨てなかった。(もしくは捨てられなかった?)私も色々と過去にあったので(母からの精神的な虐待等)身につまされました。それにしても、多分、もっと色々あったろうに、ページ数が少なかったのが残念。一気読みでした。(バスの中で読んでしまいました。読む手が止まらなkったので)横浜のおしゃれな方だなぁと思っていたのですが。人って、悲しみや辛さを知ることで、強くなれる。生きていてくれて、本当に良かった。

  • よみ

    山崎さんの幼少期については本当に可哀想に思ったけど、大人になってからの記述については、自分に非がありそうな部分は上手く隠したな…という印象、好きな雰囲気の本じゃない

  • こばゆみ

    複雑な家庭環境で育った幼少時代、大人になってからの母親の介護や旦那さんの看病など、決して明るい話題ではないエッセイ。けれども不思議と読みやすく、なんだか前向きな気持ちになれた。自分ばかりが辛いんじゃないと思えることが、誰かの救いになったりするのだろうな。。。

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