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五味康祐オ-ディオ巡礼

Yasusuke Gomi

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784880731971
ISBN 10 : 4880731978
Format
Books
Release Date
January/2009
Japan

Product Description

約30年ぶり待望の復刻版が遂に登場。

「音楽は私の場合何らかの倫理観と結びつく芸術である。私は自分のいやらしいところを随分知っている。それが音楽で浄化される。苦悩の日々、失意の日々、だからこそ私はスピーカーの前に坐り、うなだれ、涙をこぼしてバッハやベートーヴェンを聴いた。」────(本文より抜粋)

季刊『ステレオサウンド』創刊号掲載の「オーディオと人生」や、「芥川賞の時計」「わがタンノイ・オートグラフ」など、五味氏のオーディオとレコード音楽に傾けた切実なる愛情、真摯な人生観が綴られたエッセイ集・復刻版、ついに刊行!


≪CONTENTS≫
オーディオと人生
HiFiへの疑問
英国デッカ社の《デコラ》
オーディオマニアの喜び
芥川賞の時計
オーディオ巡礼(一)〜(三)
ビデオ・テープの《カルメン》
フランク《ヴァイオリン・ソナタ》
フランク《前奏曲 フーガと変奏曲》作品一八
英国《グッドマン》のスピーカー
シューベルト《幻想曲》作品一九五
FM放送
ヘンデル《ヴァイオリン・ソナタ》
オーディオ愛好家の五条件
オーディオの真髄
ラフマニノフ《交響曲第二番》
バッハ《マタイ受難曲》
ラヴェル《逝ける王女の為のパヴァーヌ》
ベートーヴェン《第九交響曲》
名盤のコレクション
フランク《オルガン六曲集》
ラヴェル《ダフニスとクローエ》第二組曲
続オーディオ巡礼(一)〜(三)
わがタンノイ・オートグラフ

初出誌一覧
五味先生を偲んで 原田 勲

Content Description

目次 : オーディオと人生/ HiFiへの疑問/ 英国デッカ社の“デコラ”/ オーディオマニアの喜び/ 芥川賞の時計/ オーディオ巡礼/ ビデオ・テープの“カルメン”/ フランク“ヴァイオリン・ソナタ”/ フランク“前奏曲フーガと変奏曲”作品一八/ 英国“グッドマン”のスピーカー〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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「生音を自分のオーディオ装置から出したい...

投稿日:2018/02/11 (日)

「生音を自分のオーディオ装置から出したい」という思いはオーディオファンなら誰しもが思うことでしょう。しかし筆者は「生音など出るはずはない」と断言。「こんな円盤に、あるいはスピーカーという箱から出るわけがない」と。私もそう思う派でしたが、これほど明快に答えた人はいなかった。スタジオモニターに採用なんてスピーカーの宣伝文句は生音の代名詞ではない。生で味わう感動を、家に居ながらにしてそれを思い出させるようにそれらしく聞かせることが限界で、もっと言えばそれぞれがそれぞれの機器で楽しむことに対しこうでなくてはならぬとは大きなお世話。100人居れば100通りの機器の組み合わせがあるわけで、それでさえも音楽を鑑賞する人の耳が名演奏を聞き分けてきたのだと明快に言っている。生音の価値を神格化することはまことに滑稽で、生音には程遠くとも地球の裏側の名演奏を家に居ながらにして聞くことが出来る、これこそがオーディオの価値である。といったようなオーディオという言葉とは真逆な、しかしオーディオマニアにも十分腹ふくれる読み物である。

せごびあ さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • papakiti

    オートグラフで第九を聴きながら再読です。昭和を感じますね。

  • インテリ金ちゃん

    まだ聞いていない自分の名曲に出会いたい。

  • gibbelin

    舌をかんで、死ね。

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