【参加】ヤング１０１、上田知華、ZONE、ピコ、ゲーリ−芦屋、大島ミチルほか…０３年”アトム復活”で何よりの収穫は樋口康雄さんのこのアルバムでした。雑誌によると、樋口氏は「クラシックアルバムにしたい」と当初希望したようですが、この不当に扱われて来た日本屈指有能な作曲家を、より一般にアピールするには『その、はじまり』として歓迎すべき事です。今後より一層の『再評価』と『活躍』が期待できる素晴らしさ。

ポップス面での再評価がなされている樋口康雄さんですが、本来は管弦楽の人であり、もっとこちらの樋口氏が聴かれ、理解をされないのはもどかしい所。そうした意味でも、このアルバムはウッテツケ。手塚治虫さんが「火の鳥2772」を制作する際、このアルバムに出会い、愛した作品・作曲家でもあります（ビデオ『徹子の部屋／出演：手塚治虫』でこのアルバムを熱く語っております）。