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マイルス・デイヴィス『アガルタ』『パンゲア』の真実

Yasuki Nakayama

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309272412
ISBN 10 : 430927241X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2011
Japan

Content Description

伝説「アガ・パン」の舞台裏を知らずに、マイルスを語ることはできない。アガルタ・デザインの横尾忠則、ディレクター、エンジニアなど、関係者が初めて明かした証言から、新たなマイルスが見えてくる。

【著者紹介】
中山康樹 : 1952年大阪府生まれ。音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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まさか、ダスティン・ホォフマン主演の映画...

投稿日:2011/04/03 (日)

まさか、ダスティン・ホォフマン主演の映画『卒業』が、マイルス・デイビスの70年代の活動や成功に深く関連しているとは思ってなかった。 簡単に述べると下記のようになる。 ・マイルスの専属プロデューサー テオ・マセロが、映画『卒業』のサウンド・トラックを手掛けて、大ヒットとなる。 ・テオ・マセロは、この成功でレコード会社 CBSコロンビアの中で特権階級を与えられ、レコーディング・スタジオを自由に使えるようになる。 ・そしてマイルス・デイビスが、このテオ・マセロの特権を利用(悪用?)し、毎日のようにレコーディング・スタジオでセッションを行う。 ・このようなセッションの中から、『In A Silent Way』『Bitches Brew』『Jack Jhonson』等などの作品が生まれた。 その他、様々な新事実が浮上してくる。 ・その当時の日本の新興のレコード会社CBSソニーの一連の「Live In Japanシリーズ」の来日アーティストに対する恒例企画の中から、『Agharta』『Pangaea』が生まれた。 ・同じレコード会社に所属していたサンタナが、マイルスの当時のサウンドの中で、コンガの使用等の民族音楽的な影響を与えていた。 これ以上、レビューを書くとネタバレになってしまうので控えるが、マイルスを取り巻く当時の様々な環境と言うか、あるいは、マイルスの歴史の裏側を除く事が出来たので、とても面白く読めた。 あと200ページだけど、文字と行間が大きくて、アルバムジャケット写真で、かなり(有効に?)スペースを取っているので、1日で読めちゃいますね。

東大阪のmar_chung さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    「アガルタ」も「パンゲア」も日本で録音されたライブ。今なお色褪せることのない名演。そんな頃のマイルスとマイルスの周辺について書かれた本。

  • Nepenthes

    定期的に読みたくなる本。音源を聴き漁ってる身としては特に楽しい。バンドメンバーはもちろん、サンタナやデニスホッパーら親交のある人物の述懐も面白い。アガルタ・パンゲアの音は分離が良くクリアだけど、生で聴いたらより一層凄まじかったんだろうなという思いが募ってくる。マイルスはいつも凄い。これだけ長く音楽的に充実していて、常に刺激的で質の高い演奏をしてきたバンドは他にない。優れたメンバーを見抜く洞察力、斬新で刺激的な演奏手法の実践と追求、常に新しい音楽を求めるマイルスの姿が本著にもしっかりと記されている。

  • マサ

    アガルタもパンゲアも、もうすでに歴史的名盤ですが、当時のマイルスを取り巻く状況がいろいろと興味深い。バンドのメンバーをはじめとして各方面の人々のコメントが面白い。

  • 生活相談屋

    マイルスの伝説の二枚のアルバム『アガルタ』『パンゲア』の録音にまつわるお話。いやぁ、極めてマニアックなテーマではある。一体どれだけの人がこんなニッチなテーマに興味を持つんだ。個人的にはとても面白かったけど。復帰前の、いわゆる前期エレクトリック・マイルスの最終アルバムとなるこの二枚。ジャズというよりはほぼロックである。(プログレに近い)。この本にも書いてある通り、ロックからジャズに移行した僕みたいな人間にはアコースティック・マイルスより親しみやすいアルバムだ。

  • Hiroshi Takahashi

    まだアガルタしか聴けてないが、やはりマイルスは凄いということを再認識。

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