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マイルスの夏、1969 扶桑社新書

Yasuki Nakayama

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594061395
ISBN 10 : 4594061397
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan

Product Description

世紀の傑作誕生の秘密に迫る
ジャズ評論の新しい挑戦!
ジャズの帝王マイルス・デイヴィスの金字塔『ビッチェズ・ブリュー』。マイルス研究の第一人者が、このアルバム誕生の秘密に迫る。そのスリルは、まさに探偵小説さながら!

Content Description

マイルスを巡るエレクトリック・サークルの謎に第一人者が挑む。

目次 : 第1章 魔女の季節/ 第2章 未遂の美学/ 第3章 夜を往く舟/ 第4章 家族の肖像、イギリスからの使者/ 第5章 おお、神のご加護を/ 第6章 ミスター&ミセス・デイヴィスの冒険/ 第7章 マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン/ 第8章 フェスティヴァルの終わり、ストリートの夏

【著者紹介】
中山康樹 : 1952年大阪府生まれ。音楽評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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特に、この本の中で一番面白かったのは、Mi...

投稿日:2011/06/25 (土)

特に、この本の中で一番面白かったのは、MilesとJimi Hendrixの関係の新事実だ。 昔からMilesがJimiと競演を熱望したにも関わらず、Jimiが他界してしまった為に実現しなかったと言われていた。 しかし、今回の新事実は、MilesはJimiに興味がなく、当時、JimiのバンドにいたドラマーBaddy Milesと一緒にプレイしたかったのでJimiに接近していたらしいとの事。 また、MilesはJimiからのスタジオ セッションの約束を面倒くさいので、行かずにJimiを待ちぼうけにさせたとか、唯一の競演である「Ships Passing In The Night」の録音テープの存在の可能性があるとか、Milesの当時の妻Betty Davisの浮気相手が、通説ではJimiだったが、実際はEric Claptonだったとか、JazzとRockの歴史が転覆しそうな新事実が盛りだくさんで、とても楽しく読めた。 毎度の事ですが、中山先生の調査は(多少の脚色があるかもしれないが)凄いと思う。

東大阪のmar_chung さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kajitt22

    ジャズの一つの頂点である『ビッチェスブリュー』がいかに生まれかを、マイルス本人はもとより、多くのサイドメン・プロデューサー・関係者の証言から時系列をたどり構築していく良書。60年代終わりから70年代、私は『E.S.P』以降のマイルスはほとんど無視してきた。ここ5.6年でそのすべてのCDを買いそろえて聴いてきたがいまいち胸に響かなかった。この本を参考に聴くと、謎解きの様に細部も全体も明瞭に聞こえはじめ繰り返し聴きたくなってくる。解説が良いのか私の耳が悪いのか。『オンザコーナー』まで行ってみます。

  • Mariyudu

    電化以前であっても、マイルス・デイヴィスを紐解く醍醐味って、様々な人材達が集められ、交差して影響を授受し合い、巣立っていくという人間模様による部分が大なのだけれど、やはり「ビッチェズ・ブリュー」前後の数年は群を抜いてスリリング。ジャズの垣根を超えた交わりが生まれていく描写は、音楽が最も熱かった時代だったことと相まって壮大なミステリーを読む気分。余韻に浸りながら追う巻末のディスクレビューもチョー楽しい。

  • 46187B

    ひとに借りて読んだ本。ビッチェズ・ブリューとイン・ア・サイレント・ウェイを中心にして人物を描きながら音楽的変遷を描く、、、んだと思うのだけれどそもそもジャズの知識が足りずにぼんやりとか理解できなかった。そもそもジャズはまだ菊地成孔の解説を聞きながらじゃないといまいち判然としないぐらいすらーっと通り過ぎてしまう。ジャズが好きとか言ってしまったけどどうしよう・・・w

  • go

    CD聴きながら読むとより楽しめる

  • Reading4Survive

    ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスがいわゆるエレクトリックマイルスに移行する転換期となる1969年のマイルスにフォーカスした本。 残された記録の断片から音楽性の転換と飛躍の裏でどのようなことが起きていたのかを探る謎解きのような側面もあった。 個人的にこの時代のマイルスの良さがイマイチ理解出来ない。 その感動はJAZZの枠を飛び出してロック寄りな新たな地平へ繰り出した時の革新性とリアルタイム感によるものじゃないのか?ロックを聞いて育った世代の人間が遡って後聞きしても響くものなんだろうか?いつかわかるのか?

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