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ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?

Yasuki Nakayama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784401641734
ISBN 10 : 4401641736
Format
Books
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : ■序章: 「ジャズのない時代」に生れたジャズ・ミュージシャン / ■第1章: 1981年7月、東京 / ■第2章: 許されざる黒さ(Unforgivable Blackness) / ■第3章: クラシック vs ジャズ / ■第4章: ジャズを知らないジャズ・メッセンジャー / ■第5章: ウィントン・マルサリスの肖像 / ■第6章:  ウィントン・マルサリス作品体系(序) / ■第7章: ウィントン体制の確立 / ■第8章: ジャズ帝国:ジャズ・アット・リンカーン・センターの歴史と全貌 / ■第9章: 「グループ」としての変遷と挑戦 / ■第10章: ウィントン・マルサリスが変えたもの / ■第11章: そして誰もいなくなった? / ■第12章: アメリカン・ミュージックとしてのジャズ / ■終章: ウィントン・マルサリスはジャズを殺したのか / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜1月に急逝したジャズ評論家・中山康樹の「遺作」。日本では「忘れ去られそうな / 天才ジャズマン」という位置づけになっている彼のキャリア全てを生い立ちから / 検証し、ウィントンの魅力と実績を積み上げていく。「ジャズ史の見直し」を提唱 / していた中山が精魂を傾けて最後に書き上げた問題提起の書。〜

【著者紹介】
中山康樹 : 音楽評論家。1952年、大阪生まれ。ジャズ雑誌「スイングジャーナル」の元編集長。マイルス・デイヴィスの音楽に傾倒、個人的な交流も深く「マイルスに最も近い日本人」と言われた。ジャズをはじめ、ロック、ビートルズ、ホブ・ディランなど、多岐にわたり、独特の視点、親しみやすい文体で論じ、25年間で100冊以上を出版。2015年1月28日、62歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Yuichi Tomita

    中山氏の遺作。ウィントンがアメリカとは異なり、日本では異様に人気がない理由がわかる。 本書では、基本的にウィントン批判を行っていない。ウィントンの意図を紐解こうとするのみである。 クラシック奏者になるためにジュリアード音楽院に来たウィントン。その時点ではジャズに興味がなく、その後、純粋音楽としてジャズミュージシャンになって行ったという軌跡が意外だった。 ずっと楽器の練習をしていたという点は、コルトレーンとも重なる。 ウィントンを理解できないリスナーの側こそがジャズの何たるを分かっていないのだろうか。

  • tenorsox

    80年代以降のジャズ界に多大なる影響を与えたW・マルサリスの功績と、日本では評価されなかった理由について。アコースティックジャズが廃れフュージョンが幅を利かせていた時代に登場し、トランペット奏者としての圧倒的な技量のみならず作曲、編曲、プロデュース等にも才能を発揮、本来のジャズの枠組を崩さずにその可能性を大きく広げたと熱く訴えている。生憎全く聴いたことがなく数枚買ってみたところ…数枚聴いた程度では評価しにくいが、若干二十歳で当時の第一線にいたH・ハンコックらと対等以上に渡り合ったというのはその通りかも。

  • Atsushi Iida

    著者な遺稿になるそう。ウィントンだったんだ。

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