Books

人を殺すとはどういうことか 長期lb級刑務所・殺人犯の告白

Yamato Mitasu

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101358611
ISBN 10 : 4101358613
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan

Product Description

人を殺した人間はどう「生きる」べきか。二件の殺人犯の生い立ちと罪の意識とは。驚愕の獄中記。

Content Description

「殺人」という大罪は償えるのか。人を二人殺めた著者は今、罪が重く刑期が十年以上の者が収容される「LB級刑務所」に無期懲役囚として服役している。十数年にわたる服役期間に自分の行為を反芻し、贖罪とは何か、人の命を奪った身でどのように残りの人生を「生きる」べきかを考え続けてきた。自身の半生と罪の意識、反省の欠片もない周囲の服役囚について考察した驚愕の獄中記。

目次 : 第1章 二つの殺人事件を起こすまで(在日韓国人の父、純和風の母/ 年収は億単位 ほか)/ 第2章 長期刑務所の生活(受刑生活のスタート/ 「反省」が分からない受刑者たち ほか)/ 第3章 殺人犯の肖像(上)―堅気の受刑者たち(堅気とヤクザの違い/ 気弱な目をした強盗殺人犯 ほか)/ 第4章 殺人犯の肖像(下)―ヤクザ受刑者たち(その道のスジを通すヤクザ/ 被害者から強烈な印象を受けたヤクザ ほか)/ 第5章 一生を刑務所で暮らすと決めた(もう刑務所を出なくていい…/ 人生で初めて「幸福」を感じる)

【著者紹介】
美達大和 : 1959(昭和34)年生れ。無期懲役囚。刑期十年以上かつ犯罪傾向が進んだ者のみが収容される「LB級刑務所」で服役中。罪状は二件の殺人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パフちゃん@かのん変更

    『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』を読んで、著者に興味を持ちました。大変頭がよく、優しく、どんな質問にも答えを返してくれる「みたっちゃん」その人がどういうわけで2件の殺人事件を起こし無期懲役刑になってしまったのか。答えは約束を破ったことに対する制裁(3回は警告した)でした。感情や性欲によるものでなくあくまでも理性的な殺人だった。という。それを犯せば自分が犯人であることは明白で社会的立場も失い死刑か無期刑になることも分かっていた。やはり、あの強烈な父親と家出した母親の責任は重いと思う。

  • まさきち

    優秀すぎた故に事件を起こし、無期懲役囚人となった著者の上から目線がどうにも鼻につき、またそんな彼が崇拝する父親への嫌悪感を抱きながら読了。殺人を犯した人の中で反省している人が少ないと言いながら、著者自身も反省しているのか大いに疑問に感じながら、やっと読み終えました。

  • たまきら

    読み友さんから。自分なりの規律に基づき人生を歩み、殺人を犯し、無期懲役囚としてやはり自分なりの規律に基づきこの本を綴った男性の半生記です。親との関係、犯罪への経緯、裁判。服役後であった「他者に対する想像力」が決定的に欠けた受刑者たち。「犯罪者とはどういうものなのか」を同じグループ内に所属しつつも好奇心を持って観察し、カテゴライズしている著者の明快な文章に驚きを覚えました。そして彼が「ああ、そんなふうに思ったことはなかった」と裁判中に驚く場面が、どんな描写よりも悲しく恐ろしかったです。

  • いろは

    『人を殺すとはどういうことか』その答えが解る作品だとは言えないけれども、刑務所にいる人のものの見方や考え方が分かる作品だった。客観的に言うと、罪を犯す人というのは、人に対して思いやりや愛情がなく、1+1=2ではない人が多くいるらしい。私がこの作品を手に取ったのは、たぶん、一生見ることも経験することもない「向こう側」の世界を、この作品を読むことによって、体感とはいかないけれども、解ることはできるのではないかと思い、興味を持った。「向こう側」は、知らなくても良い世界ではなく、知っておいた方が良い世界だと思う。

  • 長くて濃い一冊でした。途中で気づきましたが…ブックカバーは、かけましょう(苦笑)。殺人の加害者でも被害者(家族)でもない自分は、いろんな事件のニュースを見聞きしても、深く考えずに流している気がします。どこまで相手のことを考えていけるか、普段の生活でも意識したいことだなぁ、と思いました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items