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ふぞろいの林檎たちV / 男たちの旅路 オートバイ 山田太一未発表シナリオ集

Yamada Taichi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336074836
ISBN 10 : 4336074836
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

誰も見ることのできなかった、幻のテレビドラマがついに! 名作ドラマシリーズ『ふぞろいの林檎たち』幻の第5部、新発見の『男たちの旅路』の未発表回、未映像化の2時間サスペンスドラマなど貴重なシナリオを一挙収録。『ふぞろいの林檎たち』放送40周年記念。

*1983年より始まった青春群像ドラマの傑作シリーズ『ふぞろいの林檎たち』。第4部(97年)で完結とされていたが、なんと幻の第5部が存在していた!――第1部〈落ちこぼれ大学生篇〉第2部〈社会人奮闘篇〉第3部〈人生の転機篇〉第4部〈若者たちとの邂逅篇〉につづく、四十代の葛藤を描く完全未発表作『ふぞろいの林檎たちV』前・後篇(2002年)。
*鶴田浩二・水谷豊・桃井かおり出演の名作ドラマ『男たちの旅路』シリーズ(76-82年)、その第4部の2話から登場しなくなる水谷豊がなんと出演し続けるバージョンがあった! 新発見された完全未発表にして異色エピソード〈オートバイ〉(79年)。
*山田太一がなんと2時間サスペンスドラマを書いていた!――平凡な夫婦がまきこまれる奇妙な犯罪譚『今は港にいる二人』(82年)
*附録として、山田太一が初めて書いたシナリオ『殺人者を求む』(58年)を収録。


[目次]

はじめに(頭木弘樹)
エッセイ「ボツ」
 
「ふぞろいの林檎たち V」 前・後篇
「男たちの旅路〈オートバイ〉」
「今は港にいる二人」
「殺人者を求む」

収録作品について(頭木弘樹)


《著者情報》

山田太一(ヤマダタイチ)
著・文・その他、脚本
1934年東京浅草生まれ。脚本家、作家。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下恵介監督の助監督に。1965年、脚本家として独立。以後「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」「ながらえば」など数多くの名作テレビドラマを手がける。1988年、小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞、2014年、エッセイ集『月日の残像』で小林秀雄賞を受賞。主な小説作品に『飛ぶ夢をしばらく見ない』『冬の蜃気楼』『終りに見た街』ほか。主な戯曲に「ラブ」「ジャンプ」「日本の面影」ほか。

頭木弘樹(カシラギヒロキ)
編集、解説
文学紹介者。筑波大学卒。20歳のときに難病になり、カフカの言葉が救いとなった経験から、2011年『絶望名人カフカの人生論』を編訳。主な著書に『食べることと出すこと』『自分疲れ』『絶望読書』『絶望図書館』『ひきこもり図書館』『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』『NHKラジオ深夜便 絶望名言』ほか。

【著者紹介】
山田太一 (脚本家) : 1934年東京浅草生まれ。脚本家、作家。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。1965年、脚本家として独立。以後、「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」「ながらえば」など数多くの名作テレビドラマを手がける。1988年に小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞、2014年にエッセイ集『月日の残像』で小林秀雄賞を受賞

頭木弘樹 : 文学紹介者。筑波大学卒。20歳のときに難病になり、カフカの言葉が救いとなった経験から、2011年『絶望名人カフカの人生論』を編訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • レモングラス

    山田太一さんがいてくれたらと思う。山田太一ドラマが見たい。映像化されていないシナリオ4作品収録の本書。『不揃いの林檎たち』は40代の林檎たち。中井貴一さん、時任三郎さん、柳沢慎吾さん‥声が聞こえるようだった。『男たちの旅路』もまさか今読めるとはの思い。それも水谷豊さんいてのシナリオ。いつもと違う展開で馴染めない気持ちもあったが読める幸せを感じた。吉岡司令補に会えた嬉しさ。『今は港にいる二人』は加藤健一さん、田中裕子さんが演じる予定だったとか。見たかった。『殺人者を求む』は山田太一が初めて書いたシナリオ。

  • hitotak

    「ふぞろい」のドラマはWまでで、今回初めて登場人物たちが40代を迎えた続編の内容がわかった。柳沢慎吾が既にセリフも覚えていて、撮影を楽しみにしていたと話しているので、諸事情あって映像化されなかったらしい。けっこう大きな展開もあり、この先の話も知りたかったので残念だ。「オートバイ」も出演者の都合でお蔵入り。山田太一脚本ですらこうなってしまうのだから、ドラマ作りは企画倒れも多そうだ。セリフとト書きだけだが、キャストの顔も情景も目に浮かんできて楽しめた。他にも未発表作品があるとのことなので、楽しみに待ちたい。

  • GO-FEET

    ◆「ふぞろいの林檎たちX」はまさに脳内変換して読み進めるのが楽しくて、個人的にはノリノリで読了。ラストは「ふぞろいの林檎たちT」の最終回を意識し過ぎで笑ってしまったが、読後感は悪くない。 ◆「男たちの旅路〈オートバイ〉」の存在は、当時水谷豊の降板にショックを受けた者にとっては朗報ともいえるが、内容的にはしっくり来ないというのが正直なところ。 ◆「今は港にいる二人」。加藤健一、田中裕子の夫婦役でテレビドラマが観たかった…… ◆続刊となる〈インタビュー集〉にも期待大!

  • えいとうっど

    極めて個人的なお気に入り度合い:★★★★★5点 Tの放送から20年後制作されるはずだった<ふぞろいの林檎たちX>の未発表シナリオ。優れた連続テレビドラマは現実の時をも飲み込んで描ききり、奇跡的なラストが鮮やかに脳内映像化される。涙が止まりません。

  • まさやん80

    ふぞろいの林檎たち、男たちの旅路の未発表シナリオに加えて、山田太一初めてのシナリオ、また2時間サスペンスものと、素晴らしいラインアップ。いずれのシナリオも力作で、何故製作に至らなかったのかと不思議に思う。 ふぞろいの林檎たちや男たちの旅路は、俳優陣を把握しているので、台詞がまるで俳優陣が喋っているかのように頭の中に入ってくる。2時間サスペンスも、さすがに山田太一らしい切り口で素晴らしい。 山田太一さんはお亡くなりになってしまったが、この後全作品インタビューが刊行されるという。そちらも楽しみだ。

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