Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• くさてる

  読了日：2020/10/03

  デザインというからには、服とか家具の話かと思ったら全然違って、けれど面白かった。群衆を制御する柵や米軍兵士が外国で住民とのコミュニケーションに使用するイラストガイドや開発中止になった廃墟のビルに住み着く人々、大学卒業証書や免許書などの偽造文書市場などなど、世界各国、様々な時代、性別、社会階層での日常を動かす大きな意味でのまさに「デザイン」。知らなかったことがたくさんあって、読み応えある内容。写真も豊富で面白かったです。

• shikada

  読了日：2025/11/07

  人を動かし、社会を変えるユニークなデザインの事例集。米国オークランドの相乗りの話が印象的だった。まず、渋滞緩和のために、乗客が複数人いれば空いているバイパスを通れるような高速道路のシステムが秀逸。よく考えたら、4〜5人は乗れる車を一人一台で使っているせいで渋滞が起きているのは馬鹿馬鹿しい。そのうえでウーバーのような巨大資本に流れない相乗りシステムが機能していて、乗客は危険な運転をする運転手を拒否できる。運転手は、相乗り乗客が見つからないと、バイパスに入れなくなるので良くできた仕組みだと思う。

• iwtn_

  読了日：2020/06/14

  Works That Work という、デザインジャーナルを総集編のようにして訳した本。17の記事といくつかの小さな記事があるがどれも示唆的で、全体を読み終わるのに時間がかかった。最初のコンテナの話は「コンテナ物語」で知っていたが、他の記事も同じくらい大事な話だった。意匠だけではなく、タイトルの通り名前のない様々な分野での、意図しない設計も取り上げている。偽造市場、建設が途中で止まった高層ビルに住む人々、世界パスポート、トマーシュ・バチャの靴産業から生まれた都市などが強く印象に残った。

• Qfwfq

  読了日：2020/10/04

  ★４．5

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