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アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国

Wolfli, Adolf (1864-1930)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336061416
ISBN 10 : 4336061416
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

少年ドゥフィが世界中を冒険する空想の自伝的旅行記『揺りかごから墓場まで』、地球全土を買い上げ「聖アドルフ巨大創造物」を作り上げる方法を説く壮大なる創世記『地理と代数の書』、自身のレクイエムとも言われる呪文のような果てしなきマントラ『葬送行進曲』……。ジャン・デュビュッフェ、アンドレ・ブルトンらが絶賛した、叙事詩・絵画・楽譜・数字・表計算などあらゆるものが横溢する比類なき作品世界。アウトサイダーアート/アール・ブリュットを代表する伝説的芸術家の魅力を凝縮した本邦初の本格画集。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆか

    四月末からのアドルフヴエルフリ展にいこうか迷い中です。近くでみてみたいと思う気持ちと、絵の中に取り込まれてしまうのではという恐怖感。若いときこそ、こういう絵に惹かれそうですが、最近こういう絵も好きになってきました。多分、展覧会いってしまうでしょう。

  • allite510@Lamb & Wool

    ヘンリー・ダーガーも自分だけのための長大で魅力的な絵物語を描いたが、基本的に文章と挿絵という構造だった。ヴェルフリが作ったものも、両者の境界が曖昧だとしても、基本は絵と物語で構成された書物。ではあるが、ヴェルフリ自身にとっては楽譜であり、未来に亘る自伝であり、冒険記であり乗物であり建築であり利息計算書でもある。自由すぎる妄想と偏執狂的な秩序化が矛盾していないように見える。独自の方法で自足完結した世界。解説がヴェルフリを美術としてどう位置づけるかに終始していて、(続く)

  • quinutax

    アール・ブリュットで有名なヘンリー・ダーガーに比されることも多いかと思うが、空間を埋め尽くしたい空白強迫症的な部分と、一大叙事詩的絵物語な部分は確かに似ているが、ダーガーよりずっと穏やかで音楽性に富んだ知性を感じた。幼女強姦の罪に問われたヴェルフリの方が妄想の世界ではダーガーより暴力性が少ないというのも不思議。フリーハンドで描く直線・同一モチーフの連続はタペストリーのように美しく、文字列音符も装飾的だった。

  • たまご🥚

    兵庫県立美術館で開催されたヴェルフリの展覧会でこの図録を購入し、暫く開いていなかったが、何か考え事をしている時に目につき久しぶりに開いた 苦難の多かった人生を描くことによって塗り替えたヴェルフリの絵は、狂気的だけど、よく見るとお茶目で魅了的だ 純粋に自分の為に描いた作品だからか、 振り切っていて、好き勝手していて、なんだかとても気になる そのうちヴェルフリの線を辿りたくて色んな方法を試みた。 今でもそれは額に入れて部屋に飾っている。 自分でもよく分からないが、こういう感覚を大事にして生きていきたい。

  • 生きることが苦手なフレンズ

    近年の「アール・ブリュット」流行への批判も含んでいて面白いです。 ただし、所々で画質が粗くなるという図録としての致命的な欠点があるようです。 ヴェルフリという作家はこの本で知ったのですが、生い立ちが貧しい労働者階級ではなくて資産家か知識人の生まれなら、精神病院に入れられることもなくセンセーショナルな画家として娑婆で活動できたんだろうなとは思います。

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