Arranged for Wind Instruments -Byrd & Part : Calefax Reed Quintet

管楽アンサンブル編曲版による「祈り」

サクソフォン、オーボエ、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴットという少し変わった編成による管楽五重奏団。毎回特徴ある作品を、素晴らしい演奏とパフォーマンスで楽しませてくれますが、今回はウィリアム・バードとアルヴォ・ペルトによる「祈り」の音楽。ペルトの『マニフィカトとアンティフォナ』では、バッハ・コレギウム・ジャパンやコープマンとの共演でも有名なカウンター・テナーのカイ・ヴェッセルが、美しい声を重ねていきます。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
1.　バード：老人は幼子を抱き
2.　バード：5声によるミサ曲
3.　ペルト：アルボス（樹）
4.　ペルト：スンマ
5.　ペルト：断続する平行
6.　ペルト：マニフィカトとアンティフォナ

　カレファックス・リード・クインテット
　　Eduard Wesly (Oboe & Oboe d'amore)
　　Ivar Berix (Clarinet)
　　Raaf Hekkema (Saxophone)
　　Jelte Althuis (Bass-Clarinet)
　　Alban Wesly (fagotto)
　カイ・ヴェッセル（カウンターテノール：6）

　録音時期：1996年9月
　録音場所：ギュータースロー、マルティン・ルター教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

【カレファックス・リード・クインテット】
卓越した技術、革新的なプログラミング、そして魅力的なコンサートで知られるカレファックス・リード・クインテット。そのレパートリーは８世紀から現代音楽におよび、自らで編曲、再作曲を行っています。質の高い演奏で様々な現代音楽祭や古楽フェスティヴァルにも参加。2005年には、ノースシーのジャズ・フェスティヴァルにおいて、トニー・オーバーウォーター・トリオともに２つのエリントン組曲を演奏し話題となりました。 近年では、オルランド・コンソートやティボーデ、ジャズ・シンガーのデニス・ジャンなどとも共演。1997年フィリップ・モリス芸術賞、2001年「Kersjes van de Groenekan」賞、またオランダで行われた室内楽公演に対してVSCD2005年度クラシック音楽賞を受賞しています。2009年、2011年に来日し、その刺激的な演奏は話題となりました。2013年12月再来日予定。（ユニバーサルＩＭＳ）