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高田渡の視線の先に -写真擬-1972-1979

Wataru Takada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845636044
ISBN 10 : 4845636042
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、フォーク・シンガーの高田渡がカメラを構え、撮影した作品を一冊にした写真集です。酒と音楽をこよなく愛した彼はツアーや旅先にも必ずカメラを持ち歩き、一時期は本気で写真家を志した時期があったと言います。

このたび、高田渡が遺した膨大な数のフィルムが見つかり、その1枚1枚をスキャンしたところ、若き日のはっぴいえんど(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)や井上陽水、遠藤賢司、友部正人、坂本龍一、西岡たかし、泉谷しげる、中川イサト、中川五郎、はちみつぱい、三上寛、なぎら健壱、シバ、加川良、西岡恭蔵、かまやつひろし、武蔵野タンポポ団(以上、順不同)など、同時代を生きた仲間達の写真が多数発掘されました。緊張感漂うバックステージの様子、和気藹々としたオフショットは、まさに本邦初公開となる歴史的なカットばかりです。

また、1970年代当時に暮らしていた京都や吉祥寺、ツアーで巡った日本各地、パリやマドリッドなどのヨーロッパ旅行で撮影された何気ない写真は、まさに高田渡が歌にした世界観をそのまま写し出したかのよう。その1枚1枚が、社会の矛盾を鋭く、そして繊細に切り取った氏の歌と同じように奥深いものがあり、我々に何かを訴えかけてきます。

なお、本書の発売日となる2021年4月16日は、奇しくも高田渡氏の十七回忌(満16年)にあたります。自分が撮影した写真が一冊の作品として世に出ることはもちろん、このように写真集の中で昔の仲間と一堂に会することは、きっと本人も喜んでいるに違いありません。

写真の解説は、高田渡の長男であり、マルチ弦楽器奏者として様々なフィールドで活躍する高田漣が担当。稀代の詩人でもあった高田渡の視線の先にあった大事なものが、きっとこの写真集から伝わってくることでしょう。

【CONTENTS】
1:友部正人と渡
2:1972ヨーロッパ(パリ、マドリッド、フランクフルト、コペンハーゲン、ストックホルム)
3:京都と人々(祭・実家)
4:1973韓国ソウル
5:仲間たち
6:沖縄
7:吉祥寺と人々
8:1974春一番コンサート
9:旅芸人の記録
10:スタジオ
11:1974ヨーロッパ(パリ、ミュンヘン、スイス、イタリア、エジプト)
12:駅
13:1975 JAMコンサート
14:1975『フィッシング・オン・サンデー』レコーディング@LA
15:年輪、歯車、街と人
16:ブランコ

主な登場予定人物(順不同):青木ともこ、あがた森魚、朝比奈尚行、ANNSAN、石田長生、伊藤銀次、泉谷しげる、いとうたかお、井上陽水、今井忍、遠藤賢司、大江田信、大瀧詠一、大塚まさじ、大庭珍太、加川良、かしぶち哲郎、金森幸介、かまやつひろし、キヨシ小林、洪栄龍、小林政広、佐久間順平、サスケ、坂庭省悟、坂本龍一、斉藤哲夫、佐藤GWAN博、佐藤博、佐藤B作、シバ、鈴木慶一、鈴木茂、武川雅寛、竹田裕美子、田中研二、ダッチャ、友部正人、永井洋、なぎら健壱、中川イサト、中川五郎、長野たかし、西岡恭蔵、西岡たかし、はっぴいえんど、はちみつぱい、林敏明、福岡風太、細野晴臣、本多信介、松田幸一、松本隆、三上寛、武蔵野タンポポ団、村上律、村瀬雅美、村瀬春樹、渡辺勝、和田博己、他。


《著者プロフィール》
高田渡(たかだ わたる)
1949年1月1日-2005年4月16日。岐阜県出身。1969年に高石音楽事務所に所属し、「五つの赤い風船」とのカップリング・アルバムでURCレコードからデビュー。71年にベルウッドから名盤『ごあいさつ』をリリース。75年には細野晴臣達とLAレコーディングを行ない、翌年に『FISHIN'ON SUNDAY』を発表。その後もマイペースな活動を送る中、2004年に公開されたドキュメンタリー映画『タカダワタル的』で人気が再熱。時代に流されない生き方に、改めて幅広い世代のファンが共感を覚えた。2005年に急逝するも、その存在は今も多くのミュージシャンに影響を与え続けている。

高田漣(たかだ れん)
1973年、高田渡の長男として生まれる。少年時代はサッカーに熱中し、14歳からギターを始める。2002年、アルバム『LULLABY』でソロ・デビュー。現在まで7枚のオリジナル・アルバムをリリース。ギター以外に、ペダル・スティール、ウクレレ、バンジョー、マンドリンを操るマルチ弦楽器奏者としても活躍し、他アーティストのアレンジ及びプロデュース、映画、ドラマ、舞台、CM音楽を多数担当。2015年、父・高田渡の没後10年を機にトリビュート・アルバム『コーヒーブルース〜高田渡を歌う〜』をリリース。2017年10月には4年ぶりとなるオリジナル・アルバム「ナイトライダーズ・ブルース」をリリースし、第59回 日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞。

【著者紹介】
高田渡 : 1949年1月1日‐2005年4月16日。岐阜県出身。1969年に高石音楽事務所に所属し、「五つの赤い風船」とのカップリング・アルバムでURCレコードからデビュー。71年にベルウッドから名盤『ごあいさつ』をリリース。75年には細野晴臣達とLAレコーディングを行ない、翌年に『FISHIN’ON SUNDAY』を発表。その後もマイペースな活動を送り、2004年に公開されたドキュメンタリー映画『タカダワタル的』で人気が再熱。時代に流されない生き方に、改めて幅広い世代のファンが共感を覚えた。2005年に急逝する

高田漣 : 1973年、高田渡の長男として生まれる。少年時代はサッカーに熱中し、14歳からギターを始める。2002年、アルバム『LULLABY』でソロ・デビュー。現在まで7枚のオリジナル・アルバムをリリース。ギター以外に、ペダル・スティール、ウクレレ、バンジョー、マンドリンを操るマルチ弦楽器奏者としても活躍し、アーティストのアレンジ及びプロデュース、映画、ドラマ、舞台、CM音楽を多数担当。2017年10月には4年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ナイトライダーズ・ブルース』をリリースし、第59回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りょうけん

    <念> ようやく手に入った渡るさんの写真集『高田渡の視線の先に』見応え充分で,この本をまとめた実の息子の高田漣さんならではの小文章も読ませる。 僕の今回のこの本についての感想は,もう「中身に触れまくりのネタバレお構いなし!」でゆくのでご注意を。笑う。

  • ユ−スケ

    やはりモノクロ写真は美しい カラーからは受け取れない印象や情報が確かにある フォークシンガーが見た街や物や風景が映し出され、それらが歌の材料になったのであろうが、わたしにはまだ、両者は繋がらない この国の大衆音楽(フォーク〜ロック)の芽生えが記録されてもいる

  • Nepenthes

    高田渡が生前撮影したネガをご子息である高田漣がまとめた写真集。70年代の国内外の様子の貴重さもさることながら、今や伝説となってしまった当時のミュージシャンの写真の数々がとにかくすごい。はっぴいえんど、友部正人、かまやつひろし、はちみつぱい、遠藤賢司、なぎら健壱等々。中でも若き日の坂本龍一のぶっちぎりなお洒落さはファン垂涎だろう。いや、教授に限らず皆かっこよくてお洒落です本当。高田渡の世界観は勿論、当時の音楽・文化、特にガロ系漫画も好きな自分にしたらまさにどストライクな本書。愛読書が増えて嬉しい。

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