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Parsifal: Solti / Vpo F-dieskau Hotter Frick Kollo Ludwig Kelemen

Wagner (1813-1883)

User Review :5.0
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4708052
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ワーグナー:楽劇《パルシファル》全曲
芸風に落ち着いた風格が出てきた時代のショルティによる名盤。主役たちに個性豊かな声の持ち主を揃え、花の乙女にまでルチア・ポップやキリ・テ・カナワを起用するという、まさに当時のデッカならではの贅沢な企画です。
 一方の主役、ウィーン・フィルもさすがで、数ある《パルシファル》の全曲盤中、オーケストラの表情の豊かさ、美しさはあるいはこれが一番かもしれません。《聖金曜日の音楽》など、その繊細なバランスや歌わせ方のうまさはまさに絶品です。 もちろんドラマティックで激しい部分では、ショルティの持ち味が強く発揮されており、《場面転換の音楽》での盛り上がりやクリングゾールの場面なども圧倒的。 真にオペラティックで、雄弁をきわめたオーケストラ・サウンドだと言えるでしょう。
ルネ・コロ(パルシファル)、クリスタ・ルートヴィヒ(クンドリー)、ハンス・ホッター(ティトゥレル)、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(アンフォルタス)、ゴットロープ・フリック(グルネマンツ)、ゾルターン・ケレメン(クリングゾール)、ロバート・ティアー(第1の聖杯騎士)、ヘルベルト・ラクナー(第2の聖杯騎士)、ロートラウト・ハンスマン(第1の小姓)、マルガ・シムル(第2の小姓)、ハインツ・ツェドニック(第3の小姓)、エーヴァルト・アイヒベルガー(第4の小姓)、ルチア・ポップ、アリソン・ハーゲン、アン・ハウエルズ、キリ・テ・カナワ、ジリアン・ナイト、マルガリータ・リローヴァ(花の乙女たち)、ビルギット・フィニラ(アルト独唱)
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団(合唱指揮:ノルベルト・ヴァラチュ)

1971年12月、1972年3月、クリストファー・レイバーンのプロデュース、ケネス・ウィルキンソン&ゴードン・パリーのエンジニアリングによるゾフィエンザールでの優秀録音です。260分収録。

Track List   

  • 01. Introduction
  • 02. Farmboy
  • 03. Memphis
  • 04. The Sun Kings
  • 05. Into the Mainstream
  • 06. New Love
  • 07. Behind Bars
  • 08. Changing Fortunes
  • 09. The Invisible Eighties
  • 10. The Legend of an American Recording Artist
  • 11. The Wild Horses Tamed at Last

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Comprehensive Evaluation

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正直、長すぎて聴き終えるのに体力と忍耐の...

投稿日:2020/02/11 (火)

正直、長すぎて聴き終えるのに体力と忍耐の必要な作品です。 しかし、これはショルティを聴くCDです。 いつも通りの強直でストレート勝負の指揮は、私のようなファンにはたまらない快感です。 歌手もショルティの要望通りにやっている感じです。 更にDECCAの各楽器・各声楽が明確に聞き取れる優秀録音と相まって私には至高の時間を味わわさせてくれるCDの一つです。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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パルジファルの史上初のスタジオ録音がブル...

投稿日:2019/09/22 (日)

パルジファルの史上初のスタジオ録音がブルーレイ・オーディオで聞ける喜び! ショルティによる史上初のパルジファルのスタジオ全曲録音は同じくショルティの史上初の指輪全曲スタジオ録音と並ぶ偉業だと思う。指輪をプロデュースしたカルショーはすでにデッカを離れていたためレイバーンのプロデュースでウィルキンソンとパリーが録音を担当した。このためか、指輪のようにことさらに録音効果を強調せず、パルジファルにふさわしい落ち着いた雰囲気をもたらしている。カルショーの指輪は鉄鍛冶の音やフィナーレで城が崩れ落ちる効果音など様々な趣向を凝らしている。音による物語を分かりやすくしようとしている狙いは理解するが、今にして聞くと不自然に大げさすぎて耳障りで聞きにくいのも事実だ。このパルジファルではそのようなことはなく、ブルーレイ・オーディオの高音質と長時間収録を生かして音楽に浸ることができる。  歌も総じて優れているが、欲を言えばフリックはあと5年早く録音していたらさらに良かっただろう。ホッターも全盛期を過ぎている。ディースカウも実際には60年代にすでにワーグナーの舞台からは卒業しており70年代以降はヨッフムのマイスタージンガーやクライバーのトリスタンを含めてワーグナーはほとんど録音でしか歌っていないはずだ。コロは逆にあと5年遅ければさらに素晴らしかっただろう。とはいえこれは史上初のパルジファルの録音だったのだ。これだけの大作をこれだけのキャストを集めてスタジオで録音したこと自体がすごいことだと言わなければならない。  ショルティの指揮もやや健康的で明るいがまずまずだ。ショルティはどちらかというと指輪やサロメなどでの前のめりに力んだ指揮ぶりが印象にあったが、パルジファルではクナッパーツブッシュやカラヤンのような霊感はあまり感じさせないにせよ作品に沿った指揮ぶりで好演だ。この演奏とカラヤン盤の演奏は3幕が約78分なので、3幕をCD1枚に入れれば2幕も1枚に入り1幕が2枚に分かれるだけで済むはずだ。だが残念ながらそういう面切りでマスタリングされたことは一度もなく、2002年発売の24ビット/96khzリマスター盤もこのブルーレイ・オーディオについている4枚のCDも2幕も3幕も途中で切れてディスクを交換する面切りになっているのは大変残念。それだけにブルーレイ・オーディオで全幕を通して聞けるのは有り難い。CDは要らないのでその分安くして欲しい。クナッパーツブッシュ盤(1951年の旧盤のほう)とカラヤン盤も早くリマスタリングしてブルーレイ・オーディオで出して欲しい。

みんなのまーちゃん さん | 東京都 | 不明

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『パルジファル』という作品はワーグナーの...

投稿日:2017/12/15 (金)

『パルジファル』という作品はワーグナーの芸術の総決算であることがよくわかった。 歌詞がなくとも、音楽を聴いているだけで、なんとなくどういう場面なのか人物の関係性が想像できる。 ワーグナー入門には実はこの『パルジファル』が一番いいのかもしれない。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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