CD

Der Ring Des Nibelungen:Karajan/Bpo

Wagner (1813-1883)

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
POCG9034
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

85年すでに分売済みのものを、セット化した完全限定盤。カラヤンが最も精力的に活躍していた67〜71年までの、一つのモニュメンタルな業績でもある。完璧な歌唱で難所をクリアする歌手達、デジタル音響のように一分の隙もない整然としたオケ、それらがカラヤンの思い描いた見事な立体音響となって成就している。その反面おどろおどろした情念や恍惚とした法悦感といった毒気がぬかれ、清冽でノンセクシュアルなワーグナーに修正されたと感じられるかもしれない。しかしそれこそがカラヤンブランドの所産なのだ。(弘)(CDジャーナル データベースより)

Track List   

  • 01. 楽劇《ニーベルングの指環》全曲

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オーケストラの常任指揮者である以上にオペ...

投稿日:2025/03/24 (月)

オーケストラの常任指揮者である以上にオペラハウスのカペルマイスターでありたかったカラヤンにとって《指環》の上演はライフワークともいうべき課題であった。最愛のオペラハウス=ウィーン国立歌劇場の総監督を辞任したカラヤンは、故郷のザルツブルクを舞台に理想のオペラ上演を目指して復活祭音楽祭を創設。その最初の演目として取り上げられたのが《指環》だった。ピットには世界最高のオーケストラ=ベルリン・フィルが入る。『ヨーロッパ音楽界の帝王』と称された世界一多忙な指揮者カラヤンが、ベルリン・フィルとの仕事一本に絞って活動を展開したこの時期(60年代半ばから椎間板の手術を受ける75年まで)を私はカラヤンの絶頂期と見ているが、ピークを迎えた天才指揮者が、その威信にかけて取り組んだ上演と並行して収録されたこの作品が悪かろうはずはないが、果たして、実にユニークな作品となった。 これまでワーグナーの楽劇で聴くことがなかったオーケストラの精妙な響きから『室内学的』と評されるが、もちろんダイナミックな迫力も兼ね備えている。ドラマとしての性格よりも、純音楽的な表現が採られ、歌手の起用も、そうしたポリシーに則った独自の人選がなされている。

jasmine さん | 愛知県 | 不明

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カラヤンとベルリンフィルの絶頂期の作品と...

投稿日:2021/08/11 (水)

カラヤンとベルリンフィルの絶頂期の作品とも言える名盤である。この演奏の主役はあくまでもベルリンフィルであり、このオケから美音を引き出しているカラヤン自身である。オケの演奏を邪魔しない声質の歌手が集められ、レコード芸術として聴き手の側に立って徹底的に計算され成し遂げられた録音である。ここでは劇場で聴くことのできる音楽ではなく、あくまでも交響作品としての音楽が展開されている。私は「リング」鑑賞は専らCDかWALKMANに入れて持ち歩いて聴く派であり、ファースト・チョイスは言うまでもなくこのカラヤン盤である。映像ではなく音楽で「リング」を鑑賞するならこのカラヤン盤を推したい。「リング」全曲盤としては歴史に残る名録音であると言っても過言ではないだろう。

昭和の名盤楽派 さん | 東京都 | 不明

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DECCAのショルティ・ウイーン盤の向こうを...

投稿日:2020/02/10 (月)

DECCAのショルティ・ウイーン盤の向こうを張ってDGが切り札のカラヤン・ベルリンを起用した指輪だと学生時代に皆で話題にしていました。 (カラヤンファンには申し訳ありませんが)当時は、まだ超一流扱いではなかったショルティですが、録音・歌手など総合点で、カラヤン盤はショルティ盤に一歩譲ると思います。

古き良き時代 さん | 大阪府 | 不明

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