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ノートル=ダム・ド・パリ 角川文庫

Victor-Marie Hugo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041110829
ISBN 10 : 4041110823
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

15世紀末のパリ。ノートル=ダム大聖堂の副司教クロードは、美しい踊り子エスメラルダに心奪われ、鐘突き男のカジモドに誘拐させてわがものにしようとする。だがエスメラルダは、王室射手隊隊長フェビュスを愛するようになる。嫉妬に狂ったクロードは、エスメラルダを破滅させようとする。一方、カジモドはエスメラルダに無垢な愛を抱き、彼女を残酷な運命から救いだそうとするが―。文豪ユゴーの傑作を、当時の挿絵とともに、読みやすい抄訳で!

【著者紹介】
ヴィクトル・ユゴー : 1802年‐1885年。フランス・ロマン主義を代表する作家・戯曲家・詩人・政治家。10代で国王ルイ18世に認められるなど、詩人として早くから頭角を現す。すぐに戯曲や小説を発表するようになり、1831年『ノートル=ダム・ド・パリ』、1862年『レ・ミゼラブル』を発表して、不動の名声を獲得。政界でも活動した

大友徳明 : 1935年東京に生まれる。早稲田大学大学院仏文科修了。関東学院大学名誉教授。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海猫

    「ノートル=ダム・ド・パリ」は興味があった本だけれど、読みにくいらしいので手を出しかねていた。今回出た角川文庫版は、読みやすさを目指した抄訳なので読んでみる。実際、すこぶる読みやすい。お話がどんどん展開して、メロドラマ性が高い。登場人物の造形が良いし、原書の挿絵が入っているのが気分を出しており、作品世界に入りやすかった。テーマ性はあまり感じなかったが、深く味わいたいなら完訳を読むべきなのかな。この機会にアニメ映画「ノートルダムの鐘」を見てみよう。救いのない物語をディズニーはどうアレンジしたのか?気になる。

  • 佐島楓

    ディズニーでアニメ化されたことくらいしか知らず、原作者が「ああ無情」のユゴーだったことも今回初めて知ったくらいだったが、海外文学を読みたい気分だったので手に取った。絶望的になるくらい救いがなくて驚いた。パリの街は差別と偏見と汚辱にまみれていた。この物語をどうやってアニメ化するんだよ……と、別の興味がわいてきた。ショックだったけど、読んでよかった。

  • ずっきん

    簡略版なので超あっさり。やっぱユゴーは暑苦しくないと。でもそこを補うような当時の挿絵がグッジョブ。読みやすさは鉄板。

  • A.T

    ラストは、さすがゴシックホラーの先駆け、悲しい純愛の帰結。初版掲載の挿絵が幾つかさしこまれ、夜の闇と光に浮かぶ都パリをイメージできて大満足。せむしの鐘つき男カジモド、ノートル=ダムの副司教クロード・フロロ、ジプシーの美しい踊り子エスメラルダ、女ならば誰でも惚れるイイ男の王室射手隊隊長フェビュス…といずれもキャラの濃い4人が織りなす片恋物語だ。ただ…今回は抄訳版だったのでそれぞれの悶えるような恋心が割愛されていたのが残念だった。やはり急がば回れで、原作の翻訳(岩波文庫上下巻)でないと。

  • 信兵衛

    抄訳ではあっても、訳者があとがきで述べているように、本作の醍醐味は十分に味わえます。適度に読み手の想像力が補ってくれるからでしょうか。とくに終盤の展開は圧巻! また、本書の素晴らしさは、1832年版のエッチング挿絵19点が収録されていることにもあります。 特にノートル=ダム大聖堂、鐘を打ち鳴らすカジモドの挿絵には魅了されます。

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