TBSブリタニカが発売した名曲の世界シリーズの1枚で、夕べの音楽と題されたアルバム。
収録されているのはクラシック音楽で、必ずしも有名な曲ばかりではないのがミソ。
発売元はレコード会社ではなく、出版社だったので、ポリグラムに依頼して同社の音源を使って制作されたものらしい。
クリストフ・エッシェンバッハが1曲、岡田昭子が3曲、ピアノを弾いている以外は、コンセル・ソンドールという団体の演奏。
この団体はどうやら、録音用のために結成された団体らしい。
演奏そのものはライト・クラシック調の聴きやすい演奏で、オリジナルの雰囲気を残した物からそうでない物まで様々である。
中には大胆にカットされたものもある。
録音、音質ともに問題はないが、楽曲解説などもなく、鑑賞というよりBGM的な使い方に向いているCDだろう。