CD

Cancoes Da Antiga Que Nara Leao Era Apaixonada

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
DISCOLOGIA026
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Collection

Product Description

ボサ・ノーヴァのミューズはブラジルの古謡(うた)が大好きだった!

ナラ・レオンといえばボサ・ノーヴァのミューズ。さらにはシコ・ブアルキやカエターノ・ヴェローゾなど、後のMPBを牽引する重要作曲家たちを「発掘」した先駆者としても知られています。でも、そのレパートリーを注意深く見ると、それらと同時進行で古い時代の楽曲を数多く歌ってきたことに気づかされます。ナラが本人名義で発表したLPは23枚ですが、その間に吹き込まれた289曲中、なんと37曲がもともとSP時代に発表された古い時代の楽曲でした。さらに外部のプロジェクトで歌った古典楽曲を合わせると、ナラは生涯に49曲ものブラジルの古謡を吹き込んだことになります。

そんな古典楽曲をとことん調査。そのオリジナル録音、またはそれに準じる録音を集めて収録したのがこのアルバムです。こんな試みは、もちろん世界でも初めて。目的はもちろん、ナラ・レオンという歌手の知られざる一面をより深く知っていただくためです。

ナラの古典カヴァーは偉大なる先輩ジョアン・ジルベルトの影響からはじまりました。ライス盤『ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ』(BSR-3010)でご紹介した通り、ジョアンも古い時代のサンバが大好きで、若い頃からオルランド・シルヴァやシロ・モンテイロのヒット曲、あるいは大好きだった作曲家ジェラルド・ペレイラ作品などを数多く取り上げてきました。こんなジョアンの姿勢を受け継いだのがボサ・ノーヴァのミューズです。さらには夫君カカー・ジエゲスのお父上のSPコレクションで知ったカルメン・ミランダやアラシー・ジ・アルメイダといった戦前の女性スターたちの名曲を歌うことで、その姿勢はますます進化を遂げます。

そしてさらなる深みに達したのが、トロピカーリアの予兆とされる『リンドネイア』。こんな革新的な作品でも、ナラはこっそり20世紀初頭に作られたショーロや18世紀に起源を持つ古謡モジーニャにまで取り組んでいたのでした。ナラの「ルーツ回帰」の姿勢がはっきりと打ち出されたのがこの頃です。

そんなナラが歌ってきた古典楽曲のオリジナル録音をドサッと集めて編集したのが、このアルバムです。内容はジョアン・ジルベルトに教わったサンバからモジーニャやショーロ、さらに後半ではナラがデビュー前に親しんだ(と思われる)民謡調の楽曲も収録しました。いわばナラ・レオンを通してみた「ブラジル音楽史」。『ジョアン・ジルベルトが愛したサンバ』と同様、これを聴けばあなたのボサ・ノーヴァ感は確実に変わります。

もちろんディスコロヒア盤ですから、詳しい解説と貴重写真を満載した充実ブックレットはいつもの通り。SP時代の音源も優しく良い音でお届けいたします。

ナラ・レオン、あるいはボサ・ノーヴァやMPBなどに関心を持つすべての音楽ファンにお勧めください。

選曲・解説/田中勝則

(メーカー・インフォメーションより)

Track List   

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