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ドアのむこう

Umezu Kazuo

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784091925954
ISBN 10 : 4091925952
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2002
Japan

Customer Reviews

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愛は美しい。だが、あまりにもうつろいやす...

投稿日:2009/05/20 (水)

愛は美しい。だが、あまりにもうつろいやすい。人の笑顔は優しい。だが、それが真実であるとは限らない。恐怖漫画の第一人者・楳図かずおが「人の心の暗部」を鋭く深く描き出した珠玉の短編集。この世でもっとも怖いのは、人の心なのかもしれない。恐怖を超えた恐怖があなたを襲う。恐怖はあなたの中にある。あなたの心のドアのむこうで、ドアが開くのを待っている―

M さん | 所在地 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 北風

    楳図先生の不思議短編集。 中でも思い出深いのが、「ほくろ」という短編です。殺人を犯したコワモテの男から、目撃したからと言う理由で執拗に追い回される。 最初に読んだのが歯医者の待合だったんですが、その執拗さが、めちゃめちゃ怖かったんです。 しかし今、改めて読み返すと怖さうんぬんより、「見た目のよくない人間には異性は相手はしない」というのを感じて悲しくなりましたね。 松本零士先生もそうですが、楳図先生も、コンプレックスゆえか女性に対して厳しい目で描かれているように感じました。

  • ようちゃ

    楳図かずおの漫画短編集。男女の仲に潜む深い心理を、不気味で不思議な要素を足して描いている。短編という頁数の少ないなか、男女の一生をまるまる収めているところや、人物の表情や周りにまとわりつく雰囲気が伝わってくる画力が凄い。全10話と読み応えバッチリだが、「夏の終わり」では、他の男性とくっついたら幸せになれるのかというテーマのなかに、救われない現実がずっしりとくる一番好きな話。「衣」もシンプルながら、見えない部分の現実と不安が現実味があり良い。楳図かずおの、画力と物語の素晴らしさを知れた。

  • フロム

    人が裏切られる話ばかりであり、軒並み皆んな不幸になると言う落ちなので読後感は最悪。何で俺はこんな鬱々と話をワザワザ読んでるんだろ?と思い悩むことしばしば。ただこの本を読めば子供は純粋で大人はヨコシマであると言う、楳図かずおの根源的な思想に近づける気はする。 ただ何度書くが楳図かずおファーストチョイスには向かないと思う。やはりSF三部作ですよね。楳図は。

  • 袖崎いたる

    特に気に入った話に感想します。「耳」←実存は習慣というモンスターに食い潰される。「衣」←秘密は魅力。魅力とは得も言われぬものであるから魅力といえるのかもしれない。そしてそれは秘密と呼べる。実存とは関係のネットワークのなかで秘密を持つことと述べたのは福嶋亮大だったが、実存の魅力を秘密として設定したのがこの作品ではないか。「螺旋階段」←全ての人間を宛先にできる作品はない。→全10話に一貫しているのが<今まで収まりが利いていた日常のねじれ=рナある。このねじれ≠表すための人物及び風景の説得力は流石のもの。

  • シェリー

    救いようがない話が多い短編集。

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