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かもめんたる岩崎う大のお笑いクロニクル 難しすぎる世界が僕を鬼才と呼ぶ

Udai Iwasaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594100650
ISBN 10 : 4594100651
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

芸人コンビ「かもめんたる」として活動する岩崎う大が、その半生を綴った初の自伝的エッセイ。そしてそれは、2000年代のお笑いシーンを当事者の視点で捉えた貴重な記録でもある。

いつもう大さんに会うと、寡黙さの奥に膨大な文字数を感じる。それがすべてこの1冊に詰まっていた。本当におもしろい人だな。
――若林正恭(オードリー)

歪で、険しくて、愛のある、おもしろい道。それが、う大道。大学時代の僕のカリスマ。う大さんと出会っていなければ、いま芸人をやっていなかったと思います。
――小島よしお




愛する笑いを突き詰めて、笑わせたい一心でおもしろさを表現しているだけなのに、観客からは「怖い」「不気味」「気持ち悪い」と言われ続けた。好きなことを表現しているだけなのに、なぜだ? 笑いは明るく楽しいものでなくてはいけないのか? 

芸人として懸命に活動する中で、常に世間との相容れなさを痛感する日々。彼は言う。「この世界は難しすぎる」と。また、そんな“難しすぎる世界”は、彼をこう呼ぶ。岩崎う大は「鬼才」だと。

早稲田大学時代に参加したコントグループ「WAGE」で学生芸人としてデビュー。その後、現在の相方・槙尾ユウスケと「かもめんたる」を結成。2013年には『キングオブコント2013』で優勝。さらに、2015年に旗揚げした「劇団かもめんたる」では、2年連続で岸田國士戯曲賞に最終ノミネート。

しかし、華々しい経歴とは裏腹に、テレビのバラエティ番組ではなぜか結果を出せない。明るく楽しく振る舞えない。あぁ‥‥難しすぎる。

“この世界は『キングオブコント』で優勝するだけじゃダメなのか? テレビに呼ばれる頻度も目に見えて減っている。ようやくお笑いで飯が食えるようになったと思ったのに‥‥。一度手に入ったものが消えていく。優勝前には味わったことのない種類の恐怖に怯えた。コントで日本一になる夢を叶えても、お笑い芸人として歩んでいくことができないかもしれないなんて。”(本文より)

【著者紹介】
岩崎う大 : 1978年9月18日生まれ。東京都出身。幼少期を湘南で過ごしたあと、西東京市で暮らす。中学3年生から高校までオーストラリアへ移住。高校卒業後、早稲田大学政治経済学部政治学科入学。大学でお笑いサークルWAGEに参加、在学中の2001年にプロデビュー。2005年までWAGEとして活動したあと、2006年に槇尾ユウスケと「劇団イワサキマキヲ」を結成。2010年にコンビ名を「かもめんたる」に改名。その後『キングオブコント2013』で優勝。2015年には「劇団かもめんたる」を旗揚げ。2020年と2021年に2年連続で岸田國士戯曲賞に最終ノミネート。現在も芸人、劇作家、脚本家、演出家、漫画家など多岐にわたり活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • danooa

    当たり前だけど、あの鬼才う大さんも自分とおんなじ人間なんだなあと思える本。やっぱり人の人生を覗き見るのって面白い。必死に努力してキングオブコントで優勝したのにまた新しい壁にぶつかるところは、読んでる自分も思わずちょっと絶望してしまった…。もっと槙尾さんへの悪口が書いてあるかと思ったけど、想定よりマイルドだった笑。

  • a.i

    ★★★★★面白かったし泣けた。今夜は早く寝ようと思っていて、半分で止めるつもりだったのに止められず…。一気に読ませる文章、さすがです。結果を知っていてもドキドキしたし、辛くなったり胸が熱くなったり、感情が忙しかった。読んで本当によかった。大満足!

  • 不健康運動

    お笑いを好きになったきっかけがFKD48だったので、う大さんがFKDに感謝の気持ちを抱いていることを知れて、とてもうれしくなった。また、今ではかなり縁の深いヨーロッパ企画とのつながりも、最初は石田さんとの薄いつながりしかなかったという点が驚きだった。私が彼らのPodcastを聴いたりライブ行っていたKOC優勝後低迷期は、槙尾さんとの目標の違いを感じた印象が強かったため、WAGE時代は槙尾さんと仲が良かったこと、今はけんかをせずに仲良くコントをやっていきたいと思っていることが分かり、一安心している。

  • kaharada

    かもめんたるは、槙尾の女装は知ってる程度だったので、本読んで、二人の長きに渡る関係性の浮き沈みが分かって非常に興味深かった。槙尾に好印象。 キングオブコントで優勝🏆したのに、その後あまりはねなかった理由や、優勝後も何度かショーレースにチャレンジするが、時代の変化を微妙に感じながら落選するとこは、形は違えどいろんな人にもおきる出来事だと思った。 千鳥やロバート秋山の跳ね方とは違って、落選を繰り返して自分の好きなことと得意なことを何度も探っていく。半生の色んなことが詰まってて、面白く学びになりました。

  • knockknock

    80-鬼才・岩崎う大の紆余曲折すぎる半生を描いたエッセイ。WAGE解散からキングオブコント優勝…からの低迷、劇団の成功から漫才挑戦そして審査員キャラがついた現在。全てにドラマがあり面白かった。芸風に反して?文体は比較的オーソドックスだけど芯がしっかりしていて熱く、読みごたえたっぷり。2回見に行ったけど最近行ってないし久々に劇団も観に行きたい。

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