今までの作品には無いものが、この作品にはちりばめられている。それは、多彩なゲストを楽曲に組み込むことで得られたものなんでしょうが、きっとここで受けた影響が後々の作品にいろいろと反映されるんだろうなあと思います。そういうわけで、転換点としての側面もこの作品には見出せそうです。 それにしても｢暁のコドウ｣が素晴らしい。歌詞はゲストとの共作のようで、明らかにこれまでの作品になかった語彙が多用されています。その世界観がボーカルの喉を締めるような歌い方と見事にマッチしています。

なかなかに渋い曲ばかり。UNCHAINは勢いのある曲やムーディーな曲をよく作っていましたが、UNCHAINから渋い｣という印象はこのアルバムで初めて得ました。

キラキラとひかる音楽。光の印象を音に紡げるバンドです。 この作品から日本語詞にシフトするようになりました。 まだあまり慣れていない印象を受けますが、 詩を生み出す力はそれでもしっかり感じさせます。