A Constant Obsession: Thomas Kemp / Chamber Domaine

タネジ：室内楽作品集

現代イギリスの作曲家マーク＝アンソニー・タネジ。このアルバムには21世紀に入ってからの彼の室内楽作品を収録。全て世界初録音となります。
　モダン・ジャズへの傾倒で知られるタネジですが、最近は多彩な作風を取り入れており、このアルバムでも静かな曲と力強い曲、振れ幅の大きな作品を楽しめます。静謐な曲の筆頭とも言える『Constant Obsession』はテノール独唱を伴う歌曲集。『Four Chants』も神秘的な音で構成された美しい作品です。『Three for Two』はタネジらしい快活な曲ですが、中間部はしっとりとしています。ピアノ三重奏曲『A Slow Pavane』もゆったりとした曲調の魅力的な作品です。（輸入元情報）

【収録情報】
タネジ：
1. A Constant Obsession (2007)〜独唱テノールと8人の奏者のための
2. Three for Two (2010)〜ピアノ五重奏のための
3. Four Chants (2008)〜ヴァイオリンとピアノのための
4. A Slow Pavane (2004)〜ピアノ三重奏のための
5. Grazioso! (2009)〜6人の奏者のための

　ニッキー・スペンス（テノール）
　チェンバー・ドメイン
　　トーマス・ケンプ（指揮：1,5、ヴァイオリン：2-4）
　　エイドリアン・ブラッドバリー（チェロ：2,4,5）
　　アレックス・ニール（パーカッション：5）
　　アンドリュー・ウェスト（ピアノ：2-5）
　　アンナ・ウォルステンホルム（ピッコロ、フルート、アルト・フルート：1,5）
　　デイヴィッド・ジュリッツ（ヴァイオリン：1）
　　ガブリエラ・ダロリオ（ハープ：1）
　　ネイル・アシュワース（クラリネット＆バス・クラリネット：1,5）
　　ニック・バー（ヴィオラ：1,2,4,5）
　　リチャード・ハーウッド（チェロ：1）
　　ルース・ボリスター（オーボエ＆コーラングレ：1）
　　ロジャー・モンゴメリー（ホルン：1）

　録音：
　2011年6月14,15日、Jacqueline du Pre Music Building, St Hilda’s College, Oxford
　2011年10月20日、St Augustine’s Church, Kilburn, London
　作曲者立ち合いのもと、全て世界初録音