Magnificat, Etc: Putnins / Tallinn Co Latvian Radio Cho

トゥレヴ：マニフィカト

エストニアの作曲家トイヴォ・トゥレヴの合唱作品集。彼は宗教的な神秘主義を貫いており、その作品にはグレゴリオ聖歌から連なる伝承と表現主義の融合が見られます。若い頃から様々な国を巡っており、なかでも「イスタンブールの町から受けた印象が作品に強く影響を及ぼしている」と彼自身が考えています。神秘主義でありながらも、ペルトのようなシンプルな和声を好むのではなく、どれも難解なハーモニーで書かれており、美しい和声に思える響きにも複雑な音が組み込まれ、聴く者にある種の混乱を与えます。なかでもトラック2に置かれた『レガーティッシモ』（世界初録音）は激しいパーカッションのみの作品ですが、この響きは最後の『マニフィカト』の静謐な音と統合され、トゥレヴの求めるカラフルな世界が完結します。ラトヴィア放送合唱団の素晴らしいアンサンブルが聴きどころです。（輸入元情報）

【収録情報】
トゥレヴ：
1. 夏の雨 (2006) - ヴォックス・クラメンティスに捧ぐ
2. レガーティッシモ (2011)
3. タント・ジェンティーレ (2010) - カスパルス・プトニンシュ＆ラトヴィア放送合唱団のために
4. 私は言った、あなたは誰？〜彼は言った、あなたです (2007)
5. 流れよ、わが涙 (2007) - ポール・ヒリアー＆アルス・ノヴァ・コペンハーゲンのために
6. マニフィカト (2013)

　ラトヴィア放送合唱団（1,3,5,6）
　カ・ボ・チャン（カウンターテナー：4）
　イエヴァ・エツェリエーテ（ソプラノ：6）
　インガ・マルティンゾーン（ソプラノ：6）
　ヴァーゴ・ヴェルディ（アルト・サクソフォン：4）
　アージェ・ユーリカス（ポジティフ・オルガン：4）
　ヘイゴ・ローシン（パーカッション：2,6）
　ヴァンボーラ・クリーグル（パーカッション：2）
　タリン室内管弦楽団（4,6）
　カスパルス・プトニンシュ（指揮）

　録音時期：2013年12月1日（1,5）、10日（3,6）、24日（2,4）
　録音場所：St Gertrude Old Church, Riga, Latvia（1,3,5,6）　Tallinn Methodist Church, Estonia（2,4）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）