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筒井康隆、自作を語る ハヤカワ文庫

Tsutsui Yasutaka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150314330
ISBN 10 : 4150314330
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デビューから「最後の長篇」まで 60年の軌跡を大作家自らが明かす

SFマガジンに連載されたインタビューに自選短篇集の解題と全著作リストを併録する必携の1冊、作家デビュー60周年にあわせ文庫化。

【著者紹介】
筒井康隆 : 1934年、大阪市生まれ。同志社大学文学部卒。60年、家族で発行したSF同人誌“NULL”から江戸川乱歩によって短篇「お助け」が“宝石”に転載されデビュー。『虚人たち』で第9回泉鏡花文学賞、『夢の木坂分岐点』で第23回谷崎潤一郎賞、短篇「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成文学賞、『朝のガスパール』で第13回日本SF大賞、『わたしのグランパ』で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。アンソロジスト、マンガ家、劇作家、俳優としても活躍

日下三蔵 : ミステリ・SF評論家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hanchyan@発想は間違ってない

    一人の天才のデビューから、売れっ子作家になり、断筆宣言を経てこんにちまでが、発表年に沿って語られる。いろんな『伝説』が(笑)、当時の雰囲気を感じられて面白い。長く続けるって、それだけで価値があるのだな。それにしても、このインタビュアーの日下さんもすごいな。編者てか変者だな(笑)これくらいじゃないとツツイストとは言えないか(笑) 巻末の全著作リスト、各短編集の掲載作品名まで載ってる詳細さがありがたい。未読もけっこうあるし全く知らなかった作品もけっこうあるなあ。

  • まこみや

    筒井康隆は単に黎明期からの日本SF界の大御所であるばかりではない。1960年代から2010年代にわたって、日本文学に様々な実験的手法で新しい領域を開拓し、豊饒の果実をもたらすことで、新規の多くの読者を獲得した存在として記名されるべきである。文学史におけるその意義は、昭和の三島由紀夫や安部公房を超えるのではないか。純文学中心の、教科書的な「現代日本文学史」は早急に書き換えられなければならない。

  • Roko

    日下さんが筒井さんにインタビューしているのですが、その会話がとにかく面白いんです。自分の作品について、それを書いたキッカケとか、アイデアについて筒井さんは、実によく覚えています。「自分は書きなぐるタイプじゃないから」と言ってますけど、あれだけ多作なのによく覚えてるなぁ。どの雑誌に連載されたとか、原稿を渡したのになかなか読んでもらえなかったとかはよく覚えてるのに、それがどこから出版されたかは意外と覚えてなくて、そこは日下さんがフォローしています。

  • kei-zu

    著者の新作を追いかけなくなってずいぶん経つが、小気味よいコメントは、さすがSF第一世代!と思う。 著者の自作語りは、「未踏の時代」のSFが「浸透と拡散」を経るまでのオーラルヒストリーでもある。 図書館の児童室で借りた著者の「SF教室」を懐かしく思い出す。 著者の作品のうちマイベストは、「母子像」かなぁ。

  • ひさか

    SFマガジン2017年6月号〜2018年8月号、徳間文庫自選短編集6巻のインタビュー、日下三蔵編:筒井康隆全著作リスト、を2018年9月早川書房刊。2020年6月ハヤカワJA文庫化。創作時の事情、想い、時代が語られ、とても興味深く、面白い。インタビュアーの日下三蔵さんの合の手も絶妙で、お話の中に登場する人たちの話と合わせて時代を切り取って、目の前で見せてくれるているような気がします。初版書籍や、書籍チラシ、映画ポスター等の収録物も楽しめました。こんなに楽しめるとは思ってなくてびっくりです。

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