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「だから、生きる。」

Tsunku♂

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103395911
ISBN 10 : 4103395915
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」──歌手、プロデューサーとして大成功を収める著者を突然襲った、「喉頭癌」という病……。声を失うまでの壮絶な日々、大切な家族のこと。平坦ではなかった歌手生活、プロデューサーとしての思い。そして、声を失って歩き始めたばかりの人生について。どんな逆境をも肯定する、究極の生き方論。

Customer Reviews

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本を読み終え、つんく♂という偉大なミュー...

投稿日:2015/09/14 (月)

本を読み終え、つんく♂という偉大なミュージシャンの力強さに改めて深い敬意を覚えた。多忙を極めたハロプロ総合プロデューサーとしての日々は、文字 通り命を削るような過酷な生活であった。彼の体は悲鳴をあげ、様々な不調に見舞われるが良い作品を造り良いライブを見せる、そのために一切妥協せず に走り続けた結果、彼は喉頭癌に侵され一番大事な声を失った。だがつんく♂氏は声を失ってでも生きる道を選んだ。家族のため、ハロプロのため、音楽 を造り続けるために。非常に重く辛く、しかし勇気ある決断であった。 ハロプロのプロデュースの知られざる舞台裏なども明かされていて興味深い。例えばモーニング娘。のメンバー選出は4期・5期くらいまではつんく♂氏が ほぼ1人で決めていたが6期くらいからオーディション委員会ができてその意見に基づいて選考されていたという(105p)。歌唱指導のための仮唄を年70曲レコーディングしていたとか(108p)、超人的とも言えるほどの活動を続けていた。体、特に喉への負担は大きかったろうな、と感じられた。体調を崩す中で彼の心の支えとなったのが奥さんと3人のわが子たちであった。この本の随所に奥さんや子供たちへの感謝の言葉がつづられており、感動的である。 2013年秋、つんく♂氏はアップフロントの山崎会長からハロプロ総合プロデューサーからの退任を勧められる(211p)。つんく♂氏はプロデューサーを続ける意欲を失っていなかったが喉頭癌であることが発覚、2014年10月5日のモーニング娘。’14のニューヨーク公演を持ってプロデューサー退任を決意する。愛弟子たちの晴れ姿を見届け、声帯摘出手術を受けたつんく♂氏は声を失い、プロデューサーを退任した。しかしその後のつんく♂氏は意欲的な創作活動を 再開しており、ハロプロとも一人の作家として係わり続けるという。生きていればこそ踏み出せる一歩があるということを、つんく♂氏は身をもって証明してみせた。これからも良い作品を造り続けていただきたい、と切に願ってやまない。

金山寺味噌 さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スパシーバ@日日是決戦

    {2015年} 45歳で喉頭癌の手術を受け完全寛解宣言から1週間ほどで再発を公表(喉の調子が思わしくなく、再検査をしたところ放射線治療で叩ききれなかった癌がさらに大きくなっている、との診断)。妻と子供のために生きなければならない。声との別れは辛いが翌年喉頭(声帯)全摘手術を受けたことを公表。自分の声帯で発した子供たちへの最後の言葉、何度も呼んだ妻の名前..。五体満足で生涯を終える人は稀。たった一度の人生さ! 自分のみならずアナタを支えてくれる人のためにも限りある命を全うしましょうよ!

  • ゴンゾウ@新潮部

    もう二度とつんくさんの歌声を聴くことができない。でも大切な家族のために生きることを選択したつんくさん。つねに前を向いて生きているつんくさんの姿に感動した。彼の生きざまを観ていると自分の悩みなんか小さいと思い知らされた。言葉には言い表せない多くの勇気をもらった。

  • きみたけ

    シャ乱Q・つんく♂の自伝。喉頭全摘に至るまでの心の揺れや葛藤が描かれており、奥さんや子供たちへの家族愛があふれる内容です。読んで少し泣いてしまいました。 教訓として、ひとつはからだの不調は自身の感覚を信じ、検査結果を鵜呑みにしないこと。もうひとつは、常に「感謝」の気持ちを忘れないこと。

  • ぶんこ

    自分も手術入院をしているので、家族の大切さ、有り難さに共感です。また「不調を感じていたのに、検査結果で大丈夫と言われ・・・自分の感覚を信じてほしい」の言葉が一番共感しました。同じ経験を何度もし、専業主婦だから軽く見られるのかなと僻んだ日を思い出しました。医師によるんですね。セカンドオピニオンの大切さも再実感。手術直後の「背中の痛だる気持ち悪い感」も共感しまくりでした。言い得て妙で、本当に表現しようがないくらいの辛さでした。こういう経験をすると家族が一番。TOKIOとのパーティーにグッときました。

  • リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

    つんくの覚悟も凄いし、何よりも奥さんがとても立派な人です。やっぱり家族って良いですね。

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