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光圀伝 下 角川文庫

Tow Ubukata

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041020494
ISBN 10 : 4041020492
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan

Content Description

第3回山田風太郎賞受賞!
尋常ならざる熱量で、その鮮烈な生涯を活写した
魂震わす渾身の1500枚! 解説=筒井康隆


「我が大義、必ずや成就せん」――老齢の光圀が書き綴る人生は、“あの男”を殺めた日へと近づく。
義をともに歩める伴侶・泰姫と結ばれ、心穏やかな幸せを掴む光圀。盟友や心の拠り所との死別を経て、やがて水戸藩主となった若き“虎”は、大日本史編纂という空前絶後の大事業に乗り出す。光圀のもとには同志が集い、その栄誉は絶頂を迎えるが――。
“人の生”を真っ向から描く、至高の大河エンタテインメント!


【著者紹介】
冲方丁 : 1977年岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年刊行の『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 明智紫苑

    下巻をあっという間に読了。やっぱり光圀と綱吉の関係は孟嘗君と斉の湣王そっくりだね〜。それにしても、だ。上巻の感想でも書いたけど、趙襄子についての言及がないのは不満(まあ、話をややこしくしないために省いたのかもしれないが)。髑髏の杯というキーアイテムさえ出てくるのに!? すでに宮城谷さんや塚本史さんが趙襄子の小説を書いているけど、冲方さんの趙襄子も読んでみたい。宮城谷・塚本両氏のヴァージョンに欠けている「何か」を補完してほしい。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    あぁ、泰姫がそんなに早く・・・。上下巻あわせて1040ページ堪能しました。テレビドラマを通じて持っていた水戸光圀像が完全に覆りました。どうやら偏見を持ってしまっていたようです。と、ここまで書いて冲方丁氏が描く水戸光圀像が正確かどうかも分からないことに気づいた。ま、いいか。水戸光圀、なかなか魅力的な人物です。それにも増して、私、すっかり泰姫のファンになってしまいました。

  • mariya926

    妻との日々が微笑ましかったですが、その後の死者たちの弔いが心痛かったです。水戸黄門のイメージとはかなり違いましたが、自分の大義の為に4つの大きな事業を展開したり、次世代に託す侘びしさなど··様々な事を感じました。そして終わりがあまりに唐突で···。若い時は遊びまくっていたけど、結婚してからはすっかり落ち着いてしまった感が···。何気に左近とのラブも期待していましたが···。やっぱりこんな感じの小説も好きだなと思いつつ読了です。

  • とん大西

    心知体充実。遂に2代目水戸藩主となった光圀。青年期から天寿を全うするまでを描いた下巻、これぞ黄門様!と粋で痛快な副将軍ぶりに500頁の長編ながら魅せられて一気読み。清廉な虎の大河テイストな人生が面白かったです。優れた文人ながら柔軟な行政家であり決断力に富んだ政治家だった光圀−先代から継いだ堅固な一部上場企業、本分を見失わず新事業を展開し社運を盛り上げていく−さながら泰平の世のお仕事小説のよう。それでいてしっかり史実のツボは押さえていて読み応え大の歴史小説でした。泰姫との情愛、左近との純愛がジワリ泣ける…。

  • hnzwd

    水戸光圀の障害を新たな切り口から描いた一作。天地明察でもいい感じに裏切ってくれていましたが、、水戸黄門イメージで凝り固まった頭をガツンと切り替えてくれる感じでした。若々しく、ギラギラした黄門様は、ドラマイメージのような好々爺感は一切無く魅力的。時代を先取った感覚は、、納豆作ったり、ラーメン作ったりといった革新的なイメージには近いかな。後編は淡々と進んでいきましたが、、さらっと重大な出来事とか発生してるので油断できませんでした。

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