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小さなトロールと大きな洪水 新版 講談社文庫

Tove Marika Jansson

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065401873
ISBN 10 : 4065401879
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ムーミンの物語は全部で9冊あります。この『小さなトロールと大きな洪水(原題 SMATROLLEN OCH DEN STORA OVERSVAMNINGEN)』は、9巻目になっていますが、いちばんはじめのムーミンの物語です。戦後すぐ1945年に刊行されたものの、なららくその存在は忘れられており、最終巻『ムーミン谷の十一月』発売の21年後に新たに刊行されたため、小説集のいちばん最後の巻として収録されています。

ながく愛読されてきた児童向けのハードカバー版「ムーミン童話集」(1990年初版 全9巻)の改訂版「ムーミン全集[新版]」が2019年に刊行されました。(★★★内容変更★★★)「おなべ」を「パンケーキ・フライパン」、「さかずき」を「カップ」、「レモン水」を「レモネード」にするなど、いまの言葉にあわせた、より読みやすいムーミンの物語になりました。

講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。2011年には読みやすい文字組の新装版となり、長くご愛読いただきましたが、本書は、2025年ムーミン誕生80周年記念として、2019年の改訂版のテキストにあらためた[新版]です。トーベの手になる挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。


《収録》
訳者あとがき‥‥冨原 眞弓
ムーミン谷の魅力 9『小さなトロールと大きな洪水』始まりの予感‥‥冨原 眞弓 


*中学生以上漢字にふりがな

【著者紹介】
トーベ・ヤンソン : 1914年8月9日‐2001年6月27日。画家・作家。彫刻家の父、挿絵画家の母のもとにヘルシンキで生まれ、幼い頃から画家を目指す。ヘルシンキ、ストックホルム、パリで絵を学び、政治風刺雑誌『ガルム』や児童書、新聞の挿絵等を精力的にこなした。ムーミン小説9作品は、戦争中、自分自身の安らぎのために執筆した本作『小さなトロールと大きな洪水』(1945)から始まった。1966年国際アンデルセン賞受賞、1976年プロ・フィンランディア勲章受章

冨原眞弓 : 聖心女子大学哲学科教授。1954年兵庫県生まれ。ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふう

    訳者あとがきによると、ムーミンシリーズの最後に読まれたこの本が、書かれた順番としては最初だそうです。作者ヤンソンがこの物語を書き始めたとき、欧州では第二次大戦が始まり、戦争の影響を受けながらも楽しいおとぎ話を書こうとしたのだとか。旅に出たムーミンパパと快適な家を探して、ママとムーミンは旅に出ます。大洪水は戦争のことを重ねているのでしょうか。いつでもママはやさしくて強く、ムーミンはかわいくて怖がり。最後にパパと再会し、あの青いすてきな家も手に入れます。ここからムーミン谷の物語が始まるのですね。夢が広がります

  • s

    ムーミン展に行って、キャラクターは好きなのにお話は読んだことがないと気付き、一冊買って帰ることにした。 この作品はまだ登場人物が少なく、ムーミンたちにとって大変なことは起こるけれど、穏やかで優しい世界が広がっている。 これが戦時中に書かれたというのは、何だか考えさせられる。戦争が終わり、その記憶が遠のくにつれ、挿絵のムーミンは丸く愛らしいフォルムになって、愛想もよくなっていく、と訳者のあとがきに書いてあり、戦争が人の心に及ぼす影響の大きさを感じた。続きの巻も読み、その変化を自分でも感じてみたいと思う。

  • Kako

    ムーミンの大ファンですが、小説をしっかり読んでこなかったので読み直し!! 1巻だけあって、ムーミンのルーツが満載。 戦時中に書かれた内容で、「家族(ムーミンパパ)が困難に巻き込まれて離れても、きっとまた一緒に暮らせる」という想いが込められている。みたいなあとがきを読んで、染みた。短いからすぐ読んじゃうよ。

  • つるりん

    ムーミンパパひどい!と思ったw

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