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ムーミン全集 新版 7 ムーミンパパ海へいく

Tove Marika Jansson

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065169018
ISBN 10 : 4065169011
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    ムーミン一家がムーミン谷を出て灯台のある島へ行く。きっかけは、ムーミンパパが家族から頼られないことに危機感を覚えたから。ムーミン一家それぞれの自立と不安と再生の物語が、島での荒れ狂う海や様々な現象と共に語られていく。確かヤンソンさんは、この物語を大人を意識して書いたのではなかったか。いつも優しいムーミンママがムーミン谷への郷愁に襲われたりしながらも、家族を繋ぎ止めていく姿に心の葛藤を見る。荒々しい自然も生命力に満ちていて、命の讃歌でもあるようだ。なかなか深い作品だった。

  • みや

    毎日が平和なせいで家族から頼りにしてもらえないことに拗ねたムーミンパパが、家族と共に海を渡って小さな島で暮らし始める。前から薄々感じていたが、ムーミンパパがめんどくさい。我儘で身勝手で気分屋。夫でも父親でも嫌だ。ムーミンママの包容力と気遣いが素晴らしすぎる。みんなが悩んだり現実逃避したりする中、ミイの直球発言や潔い大量殺戮にスカッとした。ギスギスした時間が多く、いつもと雰囲気が随分違う。孤独なモランとムーミントロールの話以外はあまり楽しめずに読了。ムーミン谷に帰って仲間たちと楽しい冒険を繰り広げてほしい。

  • シロナガススイカ

    『おもしろい。やけにおもしろいぞ』/ムーミン一家は海に出る。真新しい生活の為に。/ムーミンパパのネガキャンがすごい。同じ話を繰り返したり、威張り散らしたりといった、父親あるあるのウザいところを容赦なく晒している。それに伴い、家族の現実が露見して嫌になるほど。そりゃムーミン一家といえど、常に仲良しとはいかないだろうけどさ。そんな中、胸熱だったのは、奴の和解が描かれたこと。ここに来て互いを受容するとは、シリーズ通してのストーリー性が増して非常に良い。因みに先頭の引用、嘘みたいだろ。ムーミンママの台詞なんだぜ。

  • ソルト

    シリーズ7巻目。ムーミン谷を飛び出し、島へ向かったムーミン一家。見つけた島の灯台守をすると意気込むパパでしたが…。今までと違う環境の中、日に日にやつれていくムーミンたち。家族はいるけどみな別々のことをしていて孤独な様子。孤独といえば、読んでいてモランはなんだかかわいそうに感じた。ひとりぼっちで温かい明かりを求めて。長く居座れば辺りは凍ってしまうし、木々達は逃げていく。ムーミンが待ち合わせ場所に訪れて彼女は嬉しかったんだろうな。

  • 今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

    ムーミンシリーズで最も陰鬱なものと聞きまして。家族の中で威厳を保てず拗ねるお父さん、まさかこの図式が世界で通用するものとは!養子となったミイの歯切れの良さと、その存在の意義を常に人に問うモランが場を引き締める。家族という港を維持するには、所属メンバーの自覚が必要だ。ムーミンパパ以上にママやムーミンにその自覚があったということで。

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