Toshiyuki Horie Review List

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  • 『 戸惑う窓 』 美しい文章で自在に開いてゆく視野、...

    Posted Date:2021/07/12

    『 戸惑う窓 』 美しい文章で自在に開いてゆく視野、いくつもの窓。この本自体が豊かな世界を見せてくれる窓のようだ。独自の視点で選び集め、磨いては、示してゆく窓枠。まるで装置のように良い感覚、心地良い気を巡らしては流しつづけている。「 採光、もしくは換気という機能を与えられた窓は、なぜかその機能以外の力で私に働きかける。」本人の文章も他の人の文章も構成の中で、見事な織り成しで複合的な意味を帯びては魅了してゆく。「 さまざまな条件にこちらの精神状態がうまく合致したとき、窓は窓という規矩を押しつけることをやめ、真の意味で開かれた窓になるのではないか?」その時々に問いや考えを抱いては、いろんな場面にふれて、役割をひとつひとつ見つめてゆく的確な視点。「 命の兆す瞬間を見定めるための、いわば本能的な枠組み。」ページをめくるたびに、良く配置された全体の仕組みに感動してしまう驚きと戸惑い。「 語る行為は語られることに変転し、見る行為は見られる行為にすりかわる。」人の言葉も活き活きと伝えながら、本自体の魅力も次々と増してゆく。「 窓の夢想は、鏡以上の力をもって、自分に自分を返してくる。窓から外を覗くことは、内側を覗くことに等しいのだ。」行き来しては、感覚を呼び覚まし、美しい光景へと通じてゆく。何度も読み返したくなる遥かに視野の広がりゆく本。

    seigo-hk . |40year

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  • 川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞受賞作ということで、は...

    Posted Date:2021/04/20

    川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞受賞作ということで、はじめて堀江敏幸さんの著作を読んでみた。雪沼という架空の土地の物語。 読み終わっての印象は、結構通俗的だなというもの。それが悪いということではないのだけど、川端・ 谷崎潤という名前につられて読むと少し違和感があるかも。

    カーク .

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  • 雪沼という架空の地の住人の物語。 連作集ですが、各...

    Posted Date:2021/04/15

    雪沼という架空の地の住人の物語。 連作集ですが、各エピソードに強い繋がりはありません。 伏線もありません。 様々な住人の小さなエピソードが穏やかに綴られます。 一時この地の住人になってその世界に浸る、そんな小説です。

    三浦大根 .

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