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ISBN 10 : 4104471054
Content Description
古い絵はがきに綴られた十行の詩。細くながく結ばれてゆく幻の「詩人」との縁を描く待望の長篇。
留学生時代、古物市で見つけた1938年の消印のある古い絵はがき。廃屋としか見えない建物と朽ち果てた四輪馬車の写真の裏には、流麗な筆記体による一篇の詩が記されていた。やがて、一枚また一枚と、この会計検査官にして「詩人」であった人物の絵はがきが手元に舞い込んでくる――。二十数年にわたる縁を描く待望の長篇。
堀江敏幸/著
ホリエ・トシユキ
作家。1964年岐阜県生れ。1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2012年『なずな』で伊藤整文学賞、2013年『振り子で言葉を探るように』で毎日書評賞を受賞。おもな著書に『郊外へ』(白水社)、『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『未見坂』(いずれも新潮文庫)、『時計まわりで迂回すること―回送電車V―」(中央公論新社)、近著に『余りの風』(みすず書房)がある。(新潮社HPより)
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KAZOO
読了日:2018/01/15
かりさ
読了日:2016/04/09
コットン
読了日:2016/10/29
aika
読了日:2016/11/05
周到&執拗
読了日:2016/03/30
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