1993-east west ｄays-

国内外問わず世界中で活躍したトランぺッターでさまざまなイベントを制作した音楽プロデューサーでもある近藤等則。急逝した2020年10月17日まで休むことなく走り続けた50年以上にも及ぶ長い音楽キャリアの中で、わずか1年のみ在籍した1993年にワーナー(MOON RECORDS)に残した楽曲を収録したベスト盤の登場。2023年最新リマスタリング音源使用盤。

特殊なレコーディング方法を用いてエレクトリック ・トランペットとシンセサイザーで制作された近藤等則ソロ 「TOUCHSTONE -試心石-」、近藤等則&IMAでのバンド活動の節目になった10ｔｈアルバム「RED CITY SMOKE」、アシッド・ジャズの隆盛にMondo Grossoなどをフィーチャーした「CLUB NEW LIGHT」、NHKドラマの主題歌のシングル楽曲「腕におぼえあり」から万遍なく選曲。自身の過渡期となった1993年の足跡をたどれる一枚となっている。93年末に近藤等則&IMAの解散を発表、翌1994年に活動拠点をオランダのアムステルダムに移し国内外を問わず音楽活動が活発化 、ビル・ラズウェル、DJ KRUSHや栄芝(端唄)など共演も多数。「都市という人口の空間の中で作られる音楽はもう限界になっている」という考えの元に自身のライフワークとなる「地球を吹く」プロジェクトを始動。また映画、ドラマでの俳優業や執筆なども並行して行い活動の幅を大きく広げることになる。

解説: 小島智

(メーカー・インフォメーションより)