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ISBN 10 : 4623073882
Content Description
エスピング‐アンダーセンの社会民主主義、保守主義、自由主義の三類型論を見直し、新たに家族主義を含む四類型論を提起する。それとともに、福祉国家論から福祉レジーム論へと視座を移行させることによって、本書は、欧米、アジア諸国にとどまらず、ラテンアメリカ、東欧の福祉レジームをも射程に収め、21世紀型のポスト福祉国家レジームを展望する試みである。
目次 : 福祉レジーム論の視角/ 日韓台の家族主義レジームの多様性/ 後発的福祉国家スペインの失われた改革/ イタリアの家族主義的福祉レジームの揺らぎ/ 保守主義レジームから変化するドイツ/ ポスト保守主義レジーム・オランダの可能性/ 保守主義レジーム・フランスの状況/ 自由主義レジーム・アメリカの医療保険・年金・公的扶助/ 賃金稼得者モデルから転換するオーストラリア/ イギリス「自由主義」レジームの変容と持続/ 社会民主主義レジーム・スウェーデンの所得保障と社会サービス/ 保守主義+インフォーマルセクターのアルゼンチン福祉レジーム/ 岐路に立つ「新しいブラジル」の福祉レジーム/ 分断化された社会におけるメキシコ福祉レジーム/ ポスト社会主義国ポーランドの福祉レジーム/ 体制転換後のエストニアの福祉レジーム/ 変容する旧社会主義国ハンガリーの福祉レジーム/ チェコにおけるポスト社会主義のハイブリッド福祉レジーム
【著者紹介】
新川敏光 : 1956年生まれ。1990年トロント大学大学院政治学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、京都大学公共政策・法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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