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ほんとうのことは誰にも言いたくない

Tomoko Yamashita

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845923137
ISBN 10 : 4845923130
Format
Books
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『くいもの処 明楽』から『違国日記』まで、
ヤマシタトモコ全編語り下ろしインタビュー本

全コミックスを作者自身が振り返るのみならず、幼少期や学生時代、同人活動、デビュー前夜など漫画家へと至る歩みを述懐

変わらないもの/変わっていくもの、社会に向ける眼差し、物語の核にある思い‥‥20時間以上にわたる取材から浮かび上がるヤマシタトモコの現在――

BL誌、青年誌、女性誌とさまざまな媒体で、多種多様な人たちの「名前のつけられない」関係を描いてきた漫画家ヤマシタトモコ。全編語り下ろしとなる本書は、幼い頃からフィクションに惹かれてきた彼女が、自身の全コミックスについて語るのみならず、幼少期や学生時代、同人活動時代、雑誌への投稿を行っていた時期など、漫画家へと至る歩みも振り返る内容となっています。

20時間以上におよぶ取材では、代表作である『違国日記』や『さんかく窓の外側は夜』はもちろん、商業デビュー作の『くいもの処 明楽』、『このマンガがすごい!2011』オンナ編で1位、2位をそれぞれ獲得した『HER』『ドントクライ、ガール?』、年に5冊も刊行していたBLコミックスなどを現在の視点から述懐する中で、社会に向ける眼差しや物語の核にある思いなど、作り手としての姿勢が立ち上がってきます。また、影響を受けた作家や作品、作品の発想源となった音楽、そして『違国日記』が完結したあとのことなども述べられています。

インタビュアーはBLに造詣が深く、これまでにヤマシタへの取材や登壇イベントの司会を多数行っているライターの山本文子が担当。デビュー単行本刊行時から取材を行ってきた山本の質問によって、ヤマシタの軌跡が生き生きと浮かび上がってきます。

装画はヤマシタの描き下ろし。デザインは『違国日記』でもタッグを組んでいる川名潤が担当しています。

【著者紹介】
ヤマシタトモコ : 漫画家。1981年、東京都生まれ。2005年、『COMIC DANDAN』掲載の「神の名は夜」でデビュー。以後、BL誌、青年誌、女性誌とさまざまな媒体で作品を発表。『このマンガがすごい!2011』のオンナ編で、『HER』と『ドントクライ、ガール』が1位と2位を受賞し、注目を集める

山本文子 : ライター、編集者。漫画情報誌『ぱふ』、小説情報誌『かつくら』の編集者を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ネギっ子gen

    【がむしゃらに描くという感じではなくなり、ようやく穏やかに向き合えるようになった】語り下ろしインタビュー集。巻末に、聞き手・山本文子によるコミック解題。<子供みたいに「わー!」って叫びだしたくなっちゃって。『違国日記』のようなものと望む人を裏切りたい気持ちになっているのかも/私は昔から、自分の作品を好きだと思ってくださる人をびっくりさせたいっていう気持ちがあるので。/ネイルをオフしてもらうときに、歯科医院で歯を削る際に使う道具のようなもので削られるんですが、ネイルサロンで拷問ってすごくいいなあ>と―― ⇒

  • akihiko810/アカウント移行中

    漫画家ヤマシタトモコ、自作を語るインタビュー本。印象度B+  ヤマシタの作品は「違国日記」を途中までと、他2,3作品しか読んでない。BL作品が多く、特に女性から絶大な支持を得ているというイメージ。本書で語った生い立ちによると、ヤマシタは発達障害で、Aセクシャルぽいところがあるらしい。だから、というわけでもないだろうが、マイノリティーというか不器用な人々を描くのがうまいのだろうか。 他のインタビューでも語っていたが、「違国日記」を描いたことによって、作者まで「いい人」と思われることに抵抗しているそうで、

  • shikada

    「違国日記」のインタビューを興味ぶかく読んだ。「描き終わったときに達成感のようなものはありましたか?」という質問に「ゼルダの伝説の新作をやりたくて、そっちに気持ちが向いていた」とこたえていて、作家さんも人間なんだな…などと思った。死者を変に美化することに強い抵抗感があるとのことで、槙生と実里の確執が曖昧な和解に落とし込まれることがなかった理由が分かった。

  • K1

    デビュー20周年を迎え、充電期間中。次作楽しみにお待ちしています。

  • せの

    ヤマシタトモコさんの作品はたぶん全部買ってるので作者さんが作品語りをしてくれてるのはすべてご褒美。『恋の話がしたい』がBLで一番好きなのでこれの話が結構あったのが嬉しかった。スニップスネイル〜は再読するうちに味が増して好きになった作品なのだけど読者の反応は賛否あるってあってさもありなんとも思う。笑。 明楽から読み返したくなるねぇ

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