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我ら荒野の七重奏

Tomoko Kanou

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087710144
ISBN 10 : 4087710149
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

出版社に勤務する山田陽子は、息子の陽介を深く愛する一児の母。
陽介はトランペットに憧れ、中学校に入り吹奏楽部に入部したものの、トランペットからあぶれてファゴットのパートに割り振られる。陽子は思わず吹奏楽部の顧問に直談判、モンスターペアレントと囁かれるはめに。やがて、演奏会の会場予約のため、真夏に徹夜で市民ホール前に並ぶ役目にかり出された陽子は、中学生だしそうそう親の出番もないと思っていた自分の間違いに気づくのだった――。

部活動を頑張る少年少女のかげで奮闘する、親たちの姿をユーモラスに描いた、傑作エンターテインメント。

【著者プロフィール】
加納朋子(かのう・ともこ)
1966年、福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部卒業後、化学メーカーに勤務。
92年、「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞受賞。95年、短編「ガラスの麒麟」で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞。
『てるてるあした』が2006年に、『七人の敵がいる』が12年に連続ドラマ化。『ささらさや』が14年に映画化。
12年に刊行された急性白血病での闘病記『無菌病棟より愛をこめて』も話題に。『月曜日の水玉模様』『レインレイン・ボウ』など著書多数。

【著者紹介】
加納朋子 : 1966年、福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部卒業後、化学メーカーに勤務。92年「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞受賞。95年、短編「ガラスの麒麟」で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    一言で言うと「面白かった!」前作は未読だが、この作品でも十分に陽子さんの愛のあるパワフルさが伝わって来た(笑)登場人物が活き活きと躍動している姿が浮かぶのだ。(陽子は躍動というより、激走だが・・)現実に陽子のような存在は私は有り難いと受け入れる派だ!『ダメ金』確かに耳にする。この選考の仕方にはずーっと??と思っていた。三年続くと一年空けるとか・・不思議なシステムだと感じた事がある(我が子は吹奏楽部ではなかったが)今もそうかな?音を楽しむ音楽!何事も夢中になれる時期、中高生諸君と保護者の健闘を祈るのみだ。

  • 風眠

    女が外で働くだけでも、女ゆえの大変な事が山ほどあるのに、さらに母親としての役割も・・・って、私には無理。だからこのヒロインが眩しい。編集者として仕事もバリバリこなし、息子の部活(吹奏楽)のサポートも。立ちはだかる面倒事をバッタバッタとなぎ倒しながら、更地にして結果オーライにしてしまうパワフルさ。その名はブルトーザー陽子、正義のヒーロー?ここにあり!そんな男前な陽子だけれど、息子にはめっぽう弱い。舞台でファゴットを吹く息子の姿に、ボロ泣きしちゃうギャップが可愛い。笑えて元気になれるザッツエンターテイメント。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    前作『七人の敵がいる』単行本化進行中に急性骨髄白血病という重い病で入院された加納朋子さん。続編読めるだけで幸せなのに、いやはや中学に入りトランペット奏でたいがため吹奏楽部入部した愛息・陽介に注ぐミセス・ブルドーザーの驀進ぶりときたら(笑)子供のいない私には未知の世界ですが、吹奏楽部に限らず、子供達バックアップに悪戦苦闘する親御さんの苦労は凄いですね、まして役員さんなら猶更。不謹慎ながらブルドーザー陽子が平身低頭して「親の会の会長」就任してもらった東京子の娘へのイジメ。娘のため溺れる者が藁をもつかむ→続

  • 紅はこべ

    陽子は息子だけじゃなく夫にも甘い。このままだとこの夫、結局何にもしないダメ夫、ダメ父になりそう。陰のヒロインは東京子さん。今回は陽子より彼女に共感と好意が持てたな。吹奏楽部って下手すると運動部よりブラック度が強いと聞いたことがあるけど、大変だねえ。楽しみたい人と、本格的にやりたい人とどうしても温度差は出て来るだろうから。学校部活の永遠の課題だな。

  • 紫綺

    あのミセス・ブルドーザーが帰ってきた!今回は中学吹部編。裏方の保護者たちにスポットを当て、七転八倒のエピソードをコミカルに描いていて楽しい。私も中学時代は吹部だったが、親も大変だったんだなぁと今さらながらの感謝である。

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